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楕円球の青春 2011/1

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2011年大野組始動

 written by 清水 誉 投稿日時:2011/01/17(月) 23:15

こんにちは。最近めっちゃ寒いですね。みなさん体調崩してないでしょうか?先週は目が回ったかと思えば、今は咳が止まらない虚弱体質の清水です。さて、昨日大野組の2011年が静かにスタートしました。前日の天気予報では朝は氷点下。もしかしたら雪。正直雪降ってたら行くのをやめようかと思ったりしてましたが、カーテンを開けると銀世界。。。ではなく、快晴。ん?しかたなく、着替えていざ中央Gへ。絶対一番乗りかと思いきや、、、副将城谷さんが着替えてました。気合入ってんなあ。それにしても、芦楽の面々、こんな寒いのによくラグビーなんてできるなと、正直思います。やっぱりみんなアホです。こうして2011年初練習は厳寒の中でスタートしました。昨年から基本的な反復練習も多くとりいれてまして一見つまんないかもしれないんですが、もう少し練習笑顔で楽しくやりたいものです。3対2も惰性でやってませんか?アタックもディフェンスも一人ひとりが一回一回いろいろ考えてやりたいですね。アタックは人数が余った場面でトライをとり切ることが最大の目的。まあ、ロケーションというかゴールまでの距離にもよりますが、人数が余ってるにしてはみんなラインが深い気がしました。特にゴール前想定ならもっとフラットにラインを押し上げてもいいんじゃないかと思います。一回一回考えて想定変えてできるようになれば一段レベルがあがりますね。それと3対2はアタックの練習と思いがちですけど、ディフェンスも大いに練習になります。これもゴールを背にしてどのくらいの場所でのできごとなのかにもよりますけど、ゴール前なら一か八か飛び出して詰めないとトライになっちゃうし、まだまだゴールまで距離があるならドリフトして多少ゲインきられてもなんとなく外に追い込んで、内からのカバーディフェンスがくる時間を稼ぐなど、人数が不利な状況でいかにトライやロングゲインを防ぐかっていうことを考えながらやりたい練習です。さあ、来週からは試合も組まれてます。いまの時期は春の惑大会に向けて勝ち負けよりもチーム作りに役立つようなゲームをしていきたいと思います。私事ですが悪夢の大怪我からもうすぐ2年。いまだに寒い時期は受傷部位が疼きます。まあ痛いうちは怪我のことを思い出しますんで、それはそれでいいことなのかも知れません。みなさん、寒い時期は怪我も起こりやすいので、最大限準備を整えて試合に臨みましょうね。今年も芦屋楽惑にとって素晴らしい1年でありますように願ってます。よろしくお願いします。by清水

真冬の決闘

 written by 清水 誉 投稿日時:2011/01/13(木) 19:01

こんばんは。正月の学生さんのラグビーが終わってなんとなく寂しい気分の清水です。もうちょっと早くブログを更新するつもりでいたんですが、一昨日働きすぎ&歌いすぎ(宮本さんの絶叫?)で倒れてしまいまして、約1日半くらい療養してました。急に頭がくるくる回って立てなくなってしまいました。脳神経外科に連れて行かれまして、精密検査したんですが異常なし。ついでに心配だったアルツハイマーも大丈夫。何らかの原因で三半規管がマヒして平衡感覚が一時的に乱れたそうです。はい。脳溢血とか脳血栓かと思ってビックリしましたが、大事に至らずよかったです。昨日は大切なプレゼンがあったので這ってプレゼン会場に行ったことが嫁さんにばれて大喧嘩。血圧がMAX↑↑↑。どっちかっていうとこっちのほうで死にそうです。さて、週末に大学選手権決勝がありました。クラブの自主練習に参加していたので、ライブで観れなかったんですが、今日ようやく全部観ました。新聞の論調は早稲田有利のようでしたが、この前のブログにも書いた通り私は帝京有利とみてました。結果はご存知の通り17対12でやはり帝京の連覇でした。早稲田はもう少しうまい試合運びがあったんじゃないかと思ったりしましたけど。。。残念ながら近年まれにみる天才的なBK陣を活かしきれませんでした。帝京の強さは一にも二にもFWの強さにあります。慶応や東海も餌食になったように、いったんボールを奪われると今のルールではなかなか奪い返すのは難しいですね。結果として試合のリズムが帝京ペースになります。もちろん観てると確かにラインや密集サイドのディフェンスも素晴らしいんですが、全てはFWが強くて前に出ていることによるものですね。少なくても学生レベルで無敵のFWを作り上げたことに敬意を表したいと思います。でも早稲田にもチャンスはありましたね。特に前半は幾度となくロングゲインがあって、得点チャンスもあったように見えました。ブレークダウンももう少し激しくファイトしてもよかったし、ラインアウトも研究してもっと競ってもよかったんじゃないかと思いました。帝京のようなFWが強くてスローペースのチームに得点で先行されると後半20分過ぎからは時間との戦いになってしまうので、そういうゲーム展開にしないことが大事なんですけど、試合巧者の早稲田にしては甘かったのではないかと思いました。まあそれだけ帝京のFWが強かったということでしょうけど。ただ、一言。ああいうラグビーってグローバルスタンダード的にどうなんでしょうかね?日本のラグビーの進む方向としてどうなんでしょうか?日本選手権でトップリーグのチームとどういう闘いをするのか?楽しみですね。あの学生チームを寄せ付けなかったパワーラグビーがどこまで通用するのか?通用しないときにどういう闘いをするのか?いまからほんとに楽しみです。ぐちゃぐちゃ言いましたが、結論スポーツの心は力への賛歌にあるので、そのスポーツの心から言えば、立派な連覇だと思います。はい。最後に、帝京の赤いジャージが国立競技場の夕日に映えていたころ、神戸ホムスタでは一人の大選手がジャージを脱ぎました。神戸製鋼大畑大介選手。日本ラグビー界に燦然と輝くスーパースターです。実は森下さんに最後の雄姿を観に行こうと誘われてたんですが、行けずに残念です。それにしても怪我に苦しんだ彼らしく最後も壮絶でした。一つの時代が終わっていくようで寂しいですね。お疲れ様でした。by清水

ノーサイドの風景

 written by 清水 誉 投稿日時:2011/01/08(土) 19:03

こんにちは。厳しい寒さが続き、怪我した股関節周りと腰が非常に調子悪い清水です。さて、本日花園で行われた全国高校ラグビー大会決勝。東福岡の連覇か?桐蔭学園の初優勝か?結果31対31引き分け両校優勝となりました。素直に両校の健闘を讃えたいと思います。おめでとうございます。それにしても試合は全く予想外の意外な展開でしたね。桐蔭はFWであれだけ劣勢なのによく考えて5トライもとったのは立派です。すごいBKです。そして21点差を追いついた東福岡。ものすごいメンタリティです(慌てて本気出したようにも見えましたけど)。桐蔭は終盤FWが疲れましたね。キッカーは攻められませんが、後半それほど難しくないPG2本。どっちかが入っていたら。。。まあスポーツには”たら””れば”はないので仕方ないんですが、FWが疲れていた展開なのでリードを広げたかったですね。言わずもがなノーサイドというのは激しくラグビーを戦ったもの同士が試合終了と同時にサイドをなくして健闘を讃えあうというラグビー独特の精神をベースとしています。なので本来勝者であっても敗者であっても関係ないわけなんですが、まあ1点差だろうが100点差だろうが勝者と敗者の明暗をくっきりわけるホイッスルでもあるのです。それはそれで美しいんですね。敗者の美学というか。そういうシーンもある意味ラグビーなんですね。私はそういう明暗が実は好きです。ところが、引き分けという試合のノーサイドだけは一種独特の雰囲気ですね。喜びを爆発させるでもなく、グランドに崩れ落ちて涙するでもなく、グランド上にいる30人のラガーマンが複雑な表情をするという非常に居心地の悪いシーンが見られます。今日の決勝もそうでしたね。それと不思議なもんで、今日のような得点経過の場合においては、追いつかれた桐蔭はなんか負けたような感情が残り、追いついた東福岡のほうが勝ったような感じになってしまいます。誤解を恐れずに言えば、正直ラグビーの引き分けだけは私は嫌ですね。たとえばトーナメント戦において、3点ビアインドでラストワンプレー。ゴール真正面でペナルティ。PGが入れば引き分けというシーンで、PGを狙って引き分けを狙うチームは少ないと思いますね。たとえ結果負けたとしても、勝負をつけるために攻めるんじゃないですかね。たぶん運命を抽選に委ねたいとは思いませんね。最後まで勝負に拘った心地よさと潔さ。ラグビーをやった人間にしかわからない(かもしれない)独特の美学だと思うんです。男らしくていいですねえ。好きです。はい。それにしても東福岡布巻くんも桐蔭小倉くんも早稲田かあ。。。また早稲田強くなるなあ。。。布巻くん明治、小倉くん慶応あたりに行けばバランス取れるんだけだなあ。。。リクルーティングで負けてるなあ。一昔前の地獄の夏合宿で鍛える時代じゃないんでねえ。今や学生ラグビーは人材ですからねえ。同志社だって東福岡とか伏見工あたりからごっそり持ってくればまた強くなるんじゃないのかな?まあ愚痴ってもしかたないんでね。気を取り直して、さあ、明日は大学選手権決勝。楽しみだな。あっ、その前に芦楽の初蹴りでしたね。by清水

お正月のラグビーを斬る(その3)

 written by 清水 誉 投稿日時:2011/01/05(水) 22:21

こんばんは。年明け早々エンジン全開の清水です。さて、全国高校ラグビーは今日準決勝が行われました。第一試合桐蔭学園Vs大阪朝鮮、第二試合東福岡Vs関学。唯一Bシードで勝ち残った関学。立派です。夜に録画で観ようと思ったんですが、得意先への挨拶まわりの合間に花園へ(おい、仕事サボるな!)。来たのはいいけど、めちゃくちゃ寒い。行くつもりなかったから結構薄着。寒い寒い寒い。メインスタンドへたどりつくと、第一試合が終盤。桐蔭16対10大阪朝鮮。いい試合やなあ。大阪朝鮮が攻める攻める。ゴール前、あと5分。ここでとったら大阪朝鮮の劇的な逆転勝利⇒初の決勝進出やなと思った瞬間、例の卒業後に南アに留学予定の桐蔭FB松島くんが90m独走トライ。21対10となって勝負あり。やっぱりここ一番勝負強いなと思いました。さあ!!!今日は大野、大田、澤村の代わりに関学の応援に来ましたので私的メインは第二試合。実は何を隠そう私も関学ファミリーの一員なんです。大学院だけでラグビーやってないけど、ちゃーんとOB名簿に載ってます。専門は中国労働経済。経済学修士号を頂戴してます(伊藤先生、井口先生その節は大変お世話になりました)。はい。だから今日は真剣に関学を応援しちゃいます。それにしても寒い。観客席の密集に入って誰でもいいからデブの隣に座ろうと思い徘徊していたところ、ちょうど中央付近にデブ集団発見。しかも隣に空席が。ラッキー。風が遮られて温い。作戦成功。環境抜群です。グランドに出てきた選手を見て思ったのは、東福岡の選手はごついなということ。そしてなんか風格っていうか、自信っていうか、余裕が感じられること。関学なめられてんのかな(チャンスやな)。開始5分で1トライ1ゴール決められてから膠着状態。点数的にはそこそこいい試合やなと思うも、東福岡はゴール前から展開してきたりと相変わらずなめたプレーが続く。それにしてもセットプレー、ブレイクダウンとも東福岡の圧勝。強烈です。そして20分過ぎに関学に危険なタックルでシンビンが出てから劣勢に歯車がかかり、10分間に3トライ3ゴール。前半0対28で大勢が決まる。残念だけど役者が違いますね。そう考えるとやっぱり一昨日の伏見工は強かったな。後半早々東福岡の1トライ1ゴールで点数が離れたこともあって、だらだらとした試合になりましたが、終了間際に関学も1トライ返しました。結局7対42でノーサイド。関学ここまでよくやったんじゃないかと思いました。全国大会で初のベスト4は素晴らしいです。心から拍手を贈りたいです。明日大野と関学全国制覇の前祝いする予定だったんですけど、急きょ残念会ということで(なんだ名目はともかく結局飲むんじゃないか)。さて、これで明後日の決勝は昨年と同じ東福岡Vs桐蔭学園。楽しみです。布巻くんVs松島くんの激突も見たいです。東福岡がちょっとは慌てるところを見たいですね。いずれにしても昨年よりは接戦になるんじゃないでしょうか。9日には大学選手権も決勝を迎えます。いよいよ学生さんの今シーズンもフィナーレが近づいています。毎年思うんですが、華やかな宴のあとはなんとなく寂しいですね。心の中にユーミンのノーサイドが流れてます。by清水

お正月のラグビーを斬る(その2)

 written by 清水 誉 投稿日時:2011/01/03(月) 21:04

こんばんは。連日飲みすぎ食べすぎで気持ち悪い清水です。今日は朝からテレビで箱根駅伝の復路を観てしまいました。そのお陰で高校ラグビーの準々決勝は録画。午後には4試合全部を観ようと思ったんですが、ジムでトレーニングしたり、嫁さんの買い出しに付き合って西宮のマルナカに行ったりしているうちに結局第一試合と第二試合しか観ることができませんでした。。。第三試合と第四試合は明日観ようと思います。ラグビーの話の前に箱根駅伝について。実は子供のころから駅伝がどういうわけか結構好きで、この箱根駅伝はいまだによく観ます。何が魅力かって言われると答えるのが難しいんですが、中継所でタスキを繋いだ後に走ってきたランナーが倒れこむところが一番好きですかね。なんか死力を尽くしている感じが好きです。はい。私は、スポーツでも勉学でも仕事でもそもそも人間の能力なんてそんなに差があるもんじゃないと思っています。要するに何事も死力を尽くしているかどうかだけだと思うんです。ラグビーも昔は選手交代っていうものがありませんでしたよね。今じゃ試合途中にフィットネスが落ちたとか、その他の理由で戦略的交代っていうものが認められてますんで、試合終わったあと死力を尽くして動けなくなったなんてシーンを見ることはめったにないんですが、以前はノーサイド後にそういう場面ってありましたよね。まあラグビーの場合、死力を尽くしてほんとに死んだりしたら困るんで、ルールがより安全なほうに変わっていくのは仕方がないことなんですが、駅伝みたいにもう動けなくなるまで死力を尽くして走る姿って非常に感動します。まあ自衛隊の教本によれば、「人間はもう駄目だと思ってからまだ2割は力が残っている」そうなんで、実際本人が死力を尽くしたと思っていても所詮はまだ余裕があるわけです。さて、前置きが長くなりましたが、今日の高校ラグビーの準々決勝第一試合と第二試合はベストエイトに相応しい本当に素晴らしいゲームでした。まさに死力を尽くしている感じが伝わってきました。まず関学Vs国学院久我山。5対0関学勝利。両校の素晴らしいディフェンスによるロースコアゲームになりました。関学の1年生SO岡本くん。1年生であのゲームメイクと瞬時の判断力、すごいです。もしかしたら天才かもしれませんね。因みに彼、宝塚RSの出身ですね。明後日の準決勝、対戦相手は東福岡ですが、うまく闘えば十分勝機あるんじゃないでしょうか?名前負けしないで欲しいですね。東福岡の布巻くんが準々決勝同様にSOでの出場となれば岡本くんと対面になるんですが、それだけでも楽しみですね。第二試合東福岡Vs伏見工もすごい試合でした。3年前の決勝と同じカードでしたが、今年だって決勝戦でもいいっていうくらいのゲームでした。最終的には20対12とセーフティリードでノーサイドとなりましたが、後半20分までは本当にどっちが勝っても不思議じゃない展開でした。伏見工伝統の低く突き刺さるハードタックルと最後まで諦めない集中力。よく鍛えられてます。さすがです。それにしても東福岡のSO布巻くん(本職はCTBですけど)は超スーパープレーヤーですね。全てにおいてずば抜けてます。怪我さえしなければ間違いなくジャパンになります。はい。こういうラグビーを観ていると、無性にラグビーやりたくなりますね。いまからオフ明けが楽しみです。明日からまた仕事ですか。。。まあ今週は9日の新年会”冬に陣”に備えて節制しましょうかね。by清水
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