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楕円球の青春 2010/12/23

第90回全国高校ラグビー展望

 written by 清水 誉 投稿日時:2010/12/23(木) 22:13

こんばんは。街はすっかりクリスマス気分です。まあ若いころはそれなりにワクワクしたりしたけど今は全然。。。おかげさまで仕事は相変わらず割と忙しくて年末まで気が抜けない日々を過ごしていますが、こんな12月の忙しなさが結構好きな清水です。来週からいよいよ全国高校ラグビーが始まります。今年は90回の記念大会ということで、埼玉、神奈川、愛知、福岡で2校枠となり、55校参加の大会となります。大学は東高西低となって久しいのですが、高校ラグビーは全くの西高東低。結論から言いますと、今年も昨年優勝の東福岡が中心となると思います。昨年ほどではないかもしれませんが、めちゃめちゃ強いです。余程のことがないかぎり高校レベルでは倒すのは難しいでしょうね。第1シードは西が東福岡と大阪朝鮮。春決勝戦を戦った両校なんで順当かと思います。東は桐蔭学園と流経大柏。な~んだ、国学院久我山とか大分舞鶴じゃないのか?この2校、最近はあんまり強くないと聞くし、しかたないですね。第1シードの4校を追うのは第2シードの5校。秋田工、慶応、東海大仰星、伏見工、関学です。まあ、高校生はシードといっても意外と2回戦くいらいでころっと負けたりしますんで、正直わかんないですね。高校生はほぼ100%指導者によるところが大きいし、大学以上に大会中勝ち上がるにつれて信じられないような力を出すチームが出てきたりします。独断と偏見ですが、第2シードの注目校は永長さん、大野、大田、澤村など多くの芦楽メンバーがOBである兵庫の関学と、芦楽では少数勢力(というか応援してるのは私1人だけ)神奈川の慶応。残念ながらまだ私は一度も関学のゲームを見てないのですが、近年まれにみる強さと聞きますので期待できますね。慶応は9年ぶりとなりますが、神奈川が2枠あったためのラッキー出場ではなくて、1枠でも桐蔭学園を倒して出場していた可能性があったほど危なげなく勝ち上がりました。CTB清水選手は85年に慶応がトヨタを破って日本選手権を取ったときのSO清水周英選手のご子息。天才的な大型プレーヤーです。因みに慶応の監督は私の1つ下のSHの後輩田中慎一くん。高校時代はオール神奈川、高校日本代表候補。大学でも早慶戦出場するなど活躍しました。みんな知らないだろうけど、卒業後一時神戸製鋼でもプレーしました。また留学先のケンブリッジ大学から日本にはじめてラグビーを持ち込んだ田中銀之助氏の曾孫にあたります。という、うんちくはこのへんまでとして、ちょっと個人的に注目している学校をいくつか紹介しましょう。まず茨城の常総学園。昨年突然逝去した永遠のタックラー故石塚武生氏の遺志を受け継ぎ見事に20年ぶりに出場を決めました。県大会決勝は全国制覇の経験もある強豪茗溪学園 。石塚氏の魂が乗り移ったかのようなタックルを連発し終了間際の逆転PGで切符を手にしたのは立派です。ほんとに神がかり的でした。はい。それから福岡の第2代表として20年ぶりに出場する古豪福岡。県内屈指の進学校。明治大学、新日鉄釜石で活躍した森氏が指揮を執ります。因みにどうでもいいのですが、私の高校時代の新保ラグビー部長は福岡高校の出身で、森氏をまねてか口髭を蓄えていました(いま突然思い出したんで。今頃どうしてるんだろ?ちょっと前にうつ病になったと風の噂で聞いたけど。。。)。近年東福岡の台頭ですっかり出場機会がなくなっていたんですが、久々の登場が楽しみです。それから山梨の名門日川、愛知の初出場春日丘、長崎の長崎北陽台あたりがダークホースではないかと思います。高校生らしい熱いゲームをして欲しいものです。by清水

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