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楕円球の青春 2010/12/1

伝統の上に胡坐をかいていなかったか?

 written by 清水 誉 投稿日時:2010/12/01(水) 21:22

こんにちは。中国鳥インフル清水です。昨夜は酒でも飲んで風邪を吹き飛ばそうと思い、澤田、澤村の第三列と連れだって王子公園の焼きそば屋Tetzを訪れました。例によって終始ラグビー談議で盛り上がり、気がつけば適量をはるかに越えた量のワインを飲むはめに。毎度毎度全く反省が生かされてません。。。さて、先週末関西大学リーグと関東大学リーグ戦で寂しいできごとがありました。名門同志社大学と法政大学がそれぞれリーグ戦の下位に沈み大学選手権を逃すだけでなく2部との入れ替え戦にまわるという屈辱的な結果となりました。この両チームのシーズン中のゲームを何度か見ましたが、それぞれのラグビースタイルが出ていなかったように感じました。同志社のラグビーは良きも悪きもその自由奔放さにあります。一歩間違うと個人プレーにも見られがちなのですが、つぼにはまったときの同志社は強い。個々人の高いスキルとクリエイティビティあふれる発想が組織のハーモニーとなって非常の素晴らしいラグビーを演出するのです。たとえば1994年大学選手権準決勝の明治大学戦。優勝候補の明治相手に全くPGを狙わずにひたすらボールを回す姿は正月の国立競技場に大きな感動を生みました。私なんか見ていていつの間にかボロボロ泣いてましたね。結局勝てなかったけど、ノーサイドの瞬間に見せたFL中道選手のさわやかな笑顔がとっても印象的でした。これぞ敗者の美学ですね。ハイ。この試合の同志社の戦術が日本のラグビースタイルに一石を投じ、90年代後半に「PからGo」を合言葉にした東芝3連覇につながったと言っても過言ではないでしょう。また、法政のラグビーの良さは、まるで喧嘩を売っているような痛く激しい前に出るタックルにあります。たとえば2001年大学選手権準決勝の慶応戦。慶応は前年度創部100年の年に大学選手権を制し、この年もFB栗原、FL野沢、CTB瓜生などその後トップリーグでも活躍するタレントをそろえて2連覇を狙っていました。しかしこの試合立ち上がりから法政の反則すれすれの激しいタックルにあい慶応がリズムを崩し、結局15対13で法政が勝利を収めたのです。このようなラグビーが本来同志社のラグビーであり、法政のラグビーではなかったのか?今年の惨劇はどういうことなんだ?いずれにしても独自の素晴らしいラグビースタイルを持つ名門2校がそろって大学選手権に姿を見せないのは寂しいかぎりです。最後にどうしても言いたい!同志社大学は今年が創部100周年の記念のシーズンであっただけになおさら残念でした。素晴らしいOBがいっぱいいるのに何をしてたんでしょうか?愛校心はあるんですか~?なんとかならなかったんですか!岡さんが死んじゃうと同志社ラグビーも死んじゃうんですか?(明治だって「前へ」の北島ラグビーが立派に継承されてるじゃないですか!)私は猛烈に怒っています!(すみません。書いているうちにいつのまにか興奮しました。。。。)来年以降の奮起を期待します。by清水 bybyby

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