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楕円球の青春 2010/12

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第47回大学選手権展望

 written by 清水 誉 投稿日時:2010/12/17(金) 23:45

こんばんは。金曜日なのにこんな時間までまだ会社にいる仕事熱心な清水です。ブログなんて書いてないでさっさと帰れと。おっしゃる通りです。まあ皆さんもご存知の通りなるべく家に居る時間を短縮したいわけです。はい。さて、今日はいよいよ今週末から始まる大学選手権の話をしようかと思います。ここ数年組み合わせについては、試行錯誤が続いてまして、今年は一回戦から強豪同士が潰しあわないように、また同リーグ同士がぶつからないようにと最大限の配慮がなされたようです。そのお陰でそこそこバランスの取れた組み合わせになったんじゃないかと思います。結論からいけば、やはり優勝候補筆頭は対抗戦を連覇した早稲田。それを慶応、明治、東海あたりが追う展開でしょうか。今年の早稲田は辻監督に代わったこともあって非常に攻撃的なラグビーをします。明治のFWが注目されてますが、早明戦を見てもわかるように早稲田のFWはかなり強いです。BKにはタレントが揃い、隙はほとんどないですね。素晴らしいチームです。まああえて不安要素があるとすれば、主将の有田選手が本来のポジションでないNo8をやっていて、イマイチ存在感がでていないこと、そしてそのせいか試合中のキャプテンシーがどうよ?っていうシーンがあることです。人材豊富な早稲田ですから有田選手を本来のHOのポジションに戻してあげたほうがいいのではないかと思ったりします。それから、SO山中選手の出来にややムラがあることくらいでしょうか。早稲田を追う慶応、明治、東海ですが、まあはっきり言って早稲田も含めてほとんど力の差はないですね。対抗戦で早稲田に土を付けた慶応は、今年創部111周年を迎え、三つのNo1を目指してきました。対抗戦の優勝、ジュニア選手権の優勝、そして大学選手権の優勝です。残念ながら対抗戦は2位でしたが、星取表上は早慶明の三つ巴。優勝した早稲田を倒したことを考えると限りなく優勝に近い2位。先日のジュニア選手権決勝も優勝候補の東海を19対17で倒しました。怪我人さえでなければ大学選手権を制する力はあると思います。明治ですが、昨年準決勝で帝京にコテンパンにやられたひ弱さは今年はありません。BKも素晴らしいです。試合運びさえ間違わなければ早稲田を倒す力はあると思います。昨年決勝で涙を呑んだ東海。今年は初優勝を狙います。リーグ戦ではぶっちぎりの全勝優勝でした。今年は毎年切磋琢磨している関東学院と法政の力が落ちていて厳しい試合を経験していないことが唯一の不安材料でしょうか。一発勝負のトーナメントでは注意が必要ですね。そのほかダークホースは帝京、関東学院、天理、そして大物食いの筑波あたりか。一回戦の目玉はやはり帝京と関東学院。この両チーム、昨年も引き分けトライ数で帝京勝ちという際どいゲームをしています。楽しみです。準決勝までの道のりを見ますと、慶応の山に帝京と関東学院がひしめき、他より厳しい山になっています。ただ昨年優勝した帝京も実は非常に厳しい山を勝ち上がって頂点を極めました。一回戦関東学院、二回戦早稲田、準決勝明治、決勝東海と気の抜けない試合を勝ちあがったのはりっぱでした。学生はチームも個人も完成されてませんので、これからまだまだ伸びるわけで、逆にこういう厳しい戦いを勝ち抜くことでチームがより強くなるという現象があります。なので、実は慶応はチャンスです。ハイ(希望的観測も含めて)。まあ順当に行けば準決勝は早稲田Vs明治、慶応Vs東海でしょうね。途中で番狂わせがあるとしたら、筑波が明治を倒したり、帝京が慶応を倒したり、天理が東海に勝ったりする可能性がわずかにあるくらいでしょう。関西勢も頑張ってもらいたいんですが、リーグ戦の内容をみていると厳しいかもしれません。タックルと接点の厳しさが関東勢とだいぶ差があるように思いました。各大学のラグビー部の最大目標は、基本的に正月2日に満員の国立競技場で試合をすることと言っても過言ではないでしょう。チームで年越しができることはこのうえない幸せです。関西勢が昔のようにベスト4の一角に食い込むには、どんなにくじ運に恵まれたとしても関東の対抗戦やリーグ戦の上位校のどっかを倒す必要があります。昨年は関学が明治を倒せる可能性があったけど結果は大差の敗戦。今年は天理が東海をどこまで追い詰めてくれるか?楽しみです。がんばれ関西勢!私の個人的な希望も含めて言わせてもらえば、決勝はもう一度早慶戦。対抗戦の雪辱に燃えてくる早稲田を1シーズンで2度倒せる力が慶応にあるのか?早稲田に勝つには対抗戦の再現のようにロースコアゲームにしないとダメです。点の取り合いになったり、試合の途中で点差が開くようだと、早稲田のワンサイドになります。守って守ってワンチャンスで試合を決めるパターンしかありえません。うーん。書いているうちに妙に力が入ります。いまから楽しみだな。あさっては私の母校慶応が久しぶりに花園に来ますので、満を持して応援に行こうと思ってます。なのでなんとか、来週月曜日のプレゼン作業を明日中に終わらせる必要があるわけです。今日は朝までやるぜ!まあ私がそこまで頑張らなくても、周りには優秀な若手がいくらでもいます。。。「清水さんもういい加減ブログなんか書いてないで、手伝う気がないならとっとと帰って下さい!」と、いまさっき叱られました。。。もう嫁さん寝てるだろうし、ラーメンでも食べて帰ろうかな。by清水

トップリーグ戦国時代

 written by 清水 誉 投稿日時:2010/12/16(木) 00:45

今日は寒い一日でした(あっ、もう”昨日”ですね)。これだけ寒いと骨折した骨盤が非常に調子が悪い清水です。とは言っても気分はすっかりオフシーズン。毎日森下さんや尾中さんのように遊んで暮らせればいいんですが(尊敬してるんですよ。誤解のないように。はい。)、川下産業の清水は年末年始が驚異的に忙しいんです。頼まれもしないのに30周年の記念ビデオ制作したり、クラブのHPを作ったり、そのHP上で毎日ブログなんか書いてると、きっとみなさんは、あいつは暇な奴だと思っているんだろうな。でも一日の終わりに仕事以外のことをしないとなんか生きている感じがしないんですよね。さて、今日はトップリーグの話。いよいよトップリーグも終盤戦。残すところあと3節になりました。第9節ではトヨタが東芝を破り、そして先週の第10節ではサントリーが無敗の三洋を倒しました。非常に面白くなってきました。それにしてもトップリーグはやっぱりスキル高いですね。球さばき、ハンドリングが全然違います。当たりもほんと強く激しい。何よりも見ていて思うのはディフェンスがいいこと、つまらないミスが少ないことです。先週のサントリーの勝利はほんとに劇的でした。後半三洋を0封したディフェンスが一番の勝因なんでしょうけど、とにかく攻め続けたメンタルの勝利ではないかと思ったりします。三洋は前半優位に試合を進めセーフティリードをしながら、悔しい敗戦になりました。あえて言えば後半開始直後のそれほど難しくないPGを外したことが悔やまれます。このPGが入っていたら、もしかしたらかなり三洋のワンサイドゲームになっていた可能性すらあったからです。この得点が入らなかったことで、サントリーの気持ちが首の皮一枚切れずに、逆襲に繋がったように思います。ラグビーは怖いですね。まあラグビーに限らずスポーツには「たら」「れば」はないので、負けるときはこんなもんです。後半35分からですけど関学出身の新人西川選手も出場してましたね。スター集団の中でビッグゲームに出場してくるのはりっぱです。大滝くんもトップでやれたんじゃないでしょうかね~。まあ、それはそうと今年はそのほかの試合も接戦や番狂わせが多くて面白い試合が多いと思います。選手の移籍などでかなり各チームの実力が接近してきたんじゃないでしょうか?さて、我らが地元神戸製鋼は前節で惜しくも東芝に敗れ、もうあとがなくなりました。今度の日曜日はホームに首位三洋を迎えての大一番です。ぜひとも奮起を期待したいものです。by清水

大野組の一年

 written by 清水 誉 投稿日時:2010/12/13(月) 22:09

こんにちは。芦屋エンジェル清水です。昨日はクラブの忘年会。万全の体調でのぞむはずでしたが、前日までのハードワークがたたり、やや疲れ気味。まあそのくらいでちょうど良かったのかもしれません。それにしてもみんなよく食べますな。ビックリします。15:00から鍋食べて、そのあと西宮北口の居酒屋で結構食べて(お茶漬けまで食べてた人もいた。。。誰とは言いませんが。)、さらにはラーメンまで。。。信じられません。さて、昨日の午前中に行われました今年最後の練習も、いつも通りに淡々とメニューが消化されました。ラックのオーバー、ラインの3対2。最後にタッチフット大会。春先から課題として取り組んできたことを最後までやりきった感じです。同じように繰り返されているこの練習も、やり始めたころから比べれば格段に進歩していると思います。大野組の初年度の特徴はこの基礎練習の繰り返しにあったように思います。小さなミスにも厳しくなり、集中してワンプレーを大切にするようになってきたと思うのです。タックル、セービングもしかり。そして駄目なところをゲーム中に修正できるような場面も見受けられました。チームが、個々人が勝つために、いいプレーをするためにどうすればいいのかを頭で考えられるようになったんじゃないかと思います。そして秋も深まったころからその成果が少しずつですが現れてきたんじゃないでしょうか?今年クラブは30年の節目を迎えたわけですが、クラブにも新しい風が吹き込んだように感じます。えっ?おまえは進歩したのかと?もちろん私もまだまだ進化し続けています。無謀なサイド攻撃で骨折しなかったし、痛いのに無理してやったりしなくなったし、泥酔して運ばれたりしなかったし、嫁さん家出しなかったし。。。ずいぶん大人になったなと。来年もまた大野組が進化し続けることを切に願っています。by清水

大怪我からの復帰

 written by 清水 誉 投稿日時:2010/12/11(土) 01:26

お久しぶりです。清水です。一週間の東京への武者修行から今帰還致しました。夕方帰ってきて、やめりゃいいのに会社に立ち寄ったばかりに、気がつけばこんな時間になってしまいました。それにしても田舎もんがたまに東京に行くと、だいたいろくなことがないのです。三井住友銀行のキャッシュカードは失くすわ(金ほとんど入ってないけど)、中国で買って大切にしていたネーム入りのモンブランのボールペン失くすわ(本物かどうかあやしいけど)、いろんなものを失くして失意のもとに関西に戻ってきました。一週間ラグビーのことを考えずに仕事に没頭するはずだったのに、夜には酔っぱらいの森下さんから電話がかかってきたり、大野から近況報告のメールが着たりと、やっぱり四六時中芦屋楽惑のことが頭から離れないのです。今年の芦屋楽惑の活動は明後日の練習と忘年会がいよいよ最後。毎年のことなんですが、この時期、”忘年”する前に自分のこの一年をしっかり見つめてみようかと思ったりします。そうすると思い浮かぶのは、やっぱり怪我から復帰できたことが、なによりも嬉しかったできごとでした。思えば一昨年2月8日に澤田の無謀なサイド攻撃が原因で骨盤骨折という大怪我をして1カ月も寝たきり入院するという人生始まって以来の危機。ラグビーどころか、一歩間違えば半身不随⇒車いす。日常生活が戻れば御の字、本当だったらラグビーなんか二度とやってはいけない状況でした。でも、いま思うと、芦屋楽惑でラグビーをもう一度やりたいと思ったからこそ、過酷なリハビリにも耐えられたように思います。JR甲子園口にある「にしおか整骨院」のみなさん、ありがとうございました!日常生活まででいいやということだったら、ここまでの回復はなかったかもしれません。実は復帰目前の今年2月の受傷1年後の精密検査で「大腿骨頭壊死症」という合併症というか後遺症が発覚し、今度こそもう無理かと正直思いました。はい。神戸中の病院を訪ね、ラグビーやれるかどうか聞きまわったんですが、10人中9人の医師は無理と。最後は西洋医学による回復をあきらめ、気功や整体などの怪しい東洋医学や宗教のような場所にまで足を運んだり、東京の順天堂大学病院まで行ったりと、いま思い起こせば、ラグビーやりたいためだけにすさまじい執念でした。そんな暇があったら仕事しろと。おっしゃる通りでです。結局ひとつだけわかったことは、医者っていうものがいかにいい加減かっていうことです。まあ最終的には、自己判断&自己責任において、なんかできそうな気がしたんで、そのままやっているんですが、いまのところはなんともないです。よかったよかった。もしかしたら、10年もつところが、7年くらいで潰れちゃうかもしれないんですけど、そのときのことはそのときに考えようかと思うわけです。ラグビーやってもやめてもどうせ最終的につぶれちゃうんだったら、やれるうちはやったほうがいいかなと、自分の都合のいいように解釈しているのです。なんですか?骨が潰れる前に酔い潰れると?余計なお世話ですが的を得てます。最後にリハビリ中、練習もしてないのに酒に誘って励ましてくれた大野主将はじめ、多くの酒飲みの輩に感謝感謝です。今後も芦屋楽惑の強いFWに守られながら、できるだけ長い間ピッチに立ちたいと思っています。by清水

兵どもが夢のあと

 written by 清水 誉 投稿日時:2010/12/05(日) 23:13

いつの間にか秋も深まり、今年の芦屋楽惑の公式行事も来週の練習と忘年会を残すのみとなりました。今年一年の楽惑での公式・非公式の活動を振り返り、ひたすら反省する清水です。さて、昨日の関西大学リーグ最終戦に続きまして、今日は関東対抗戦の早明戦が国立競技場でありました。20年以上も前、松任谷由美のノーサイドが流行っていたころのラグビー人気はないにしても、アマチュアスポーツで国立競技場をこれほどの人で埋められるのは恐らく早明ラグビー以外にはないでしょうね~。今日の一戦はそんな多くのファンをそれなりに魅了してくれたナイスゲームでした(とくに早稲田の)。今日の早稲田の最大の勝因はスクラムだと思いました。明治の重量フロントローに対して一歩も引けを取らない東福岡出身の1、2年生PR。あっぱれです。ほんとうにめちゃめちゃ強いです。すごいです。明治は序盤から最大の強みを封じられて攻め手を失いました。そして2つ目はなんといってもタックルです。早稲田は早慶戦での慶応の闘い方から学び80分間気持ちのこもったタックルをし続けました。敗戦のショックから瞬時に切り替えて短期間に修正してくるのは、さすがワセダです。そして最後にSO山中選手の出来が非常によかった(ゴールキックも含めて)という要素も結構大きいです。このプレーヤー意外とむらがあるように思いますけど。。。結局トライ数で紙一重早稲田の連覇になりましたが、いまから大学選手権が楽しみです。早慶明に帝京、筑波までいれた対抗戦5校の実力差はほとんどないです。加えて各リーグを無敗で乗り切った関東リーグ戦の東海、関西リーグ戦の天理。今年は混戦だと思います。えーーーっと。それからたまにはトップリーグの話題も。トップリーグは後半戦に入ってきました。昨日はトヨタが東芝を倒しましたが、まだVを見てないので、なるべく早く見たいな思います。前半戦に3連敗して、あらら~どうかなと思っていた我らが地元神戸製鋼もよく立て直して順位を上げてきましたね。こちらも終盤戦が楽しみです。さて、私事ですが清水は明日からまた一週間、こんどは東京に武者修行に出かけることになりました。できるだけ金曜日に帰阪して忘年会には万全の体調で挑む所存です。ハイ。by清水

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