大きくする 標準 小さくする

楕円球の青春 2011/7/11

岡山新見の入道雲

 written by 清水 誉 投稿日時:2011/07/11(月) 22:18

こんばんは。芦屋楽惑主将清水です。この週末は岡山県新見で開催された解惑大会に参加してきました。この大会は今回で16回もの歴史がある大会ですが、私個人としては一昨年、昨年と怪我で参加できなかったため、今回が芦屋楽惑に入部してはじめての大会参加となりました。毎年この時期に開催されており、例年梅雨の真っただ中で雨模様のことが多いようですが、今年は梅雨明けが早く(あるいは私の普段の行いがいいお陰で)両日とも真夏の陽気となりました。正直に言いますと、私は毎年何度か各地で開催されるこの類の1日何試合もやる大会があまり好きではありません。理由はいくつかあるんですが、簡単に言うと、このような1日で何試合もやるような大会はメンバーがたくさんいるチームにはいいかもしれませんが芦屋楽惑にような小さなチームにはあまり適していないのではないかと思ったりするからです。例えば1日に何試合もやると1ゲームの重みがなくて集中力も散漫になるため怪我が起こりやすいとか(私も今回左中指を骨折してしまいました。とほほ。)、そういったことです。私のラグビー観でいえば、ラグビーというスポーツはこの一戦に、このワンプレーに懸ける熱量こそがコアバリューだと思っているので、そういう価値観からするとちょっとどうかな?と思ったりするわけです。みなさんは如何でしょうか?それから怪我人なども出て人数が足りなくなったときに他の参加チームから(場合によっては敵チームから)助っ人を借りてゲームをやることにチームスポーツという観点から違和感を感じたりすることも理由のひとつです。ただ、今回この解惑大会に参加して少しそのラグビー観が変わったような気もします。今回は我々芦屋楽惑は普段近しい関係のジェントルマンクラブさんからの応援のほかに、同じ兵庫惑大会を戦うライバルチームのBWさんからも助っ人をお借りして戦ったわけですが、他のチームでプレーするプレーヤーのいいところを実践のなかで勉強することができるのはいいことだなと思ったりしたのです。ジェントルマンクラブさんのプレーヤーの巧みなテクニックや奇抜なアイディアプレー、そしてBWさんのプレーヤーの突破力やここ一番勝負所での集中力などなど我々がお手本にしたいプレーが同じフィールドの中で間近で触れることができました。そういう意味では有意義な時間を過ごしたと思っています(ジェントルマンさん、ビッグウェーブさんありがとうございました!)。ただ、初めて参加したお前に言われたくないという声も聞こえるのを覚悟で言いますと、やっぱりラグビーはチームスポーツなので、なるべくなら単独チームで戦いたいなと思うのが本音です。来年は是非是非多くの参加者があればいいなと思います。そんなことを感じながら過ごした2日間でしたが、最終戦を終え閉会式のときにふと空を見上げると、澄んだ新見の空に入道雲が見えました。今年もラガーマンにとって熱い夏がやってきたなと一瞬30年前の自分に思いを馳せたりしたのでした。by清水

<< 2011年7月  >>

Sun Mon Tue Wed Thu Fri Sat
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31            

ブログテーマ