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楕円球の青春 2012/8

夏の終わりに

 written by 清水 誉 投稿日時:2012/08/30(木) 21:31

こんばんは。芦屋楽惑主将清水です。空を見上げるとギラギラ夏の空から天高く抜けるような秋空に変わり、耳を澄ますとやかましかった蝉の声から涼しげな鈴虫の声に変わり始めました。まだまだ蒸し暑くて夜も寝苦しい日々ですが、ふと季節の変わり目を感じるここ数日です。それにしてもこの夏、毎日毎日よくビールを飲んだものです。なんであんなにお腹に入っていくのか?不思議です。はい。さて、子供たちの夏休みが終わり9月に入りますと、すぐラグビーがシーズンインとなります。早々にトップリーグが始まりますし、学生さんも関西はややスタートが遅いのですが、関東では慶応Vs筑波などいきなりのビッグカードが組まれていたりします。今年ももうじき楽しみな季節が到来します。われわれ芦屋楽惑も先週から練習を再開しておりまして、この週末には三木のほうで夏合宿が予定されています。夏合宿というと、現役のころは全くといっていいほどいい思い出がなく、つらく苦しいイベントでしたが、惑になった今では1年中のなかで一番楽しみな行事です。練習のあとのBBQとビールの味は格別ですし、毎年代わり映えしないメンバーと内容とはいえ真夜中までのラグビー談議は本当に楽しいものです。いくつになっても少年のころに戻って大騒ぎできるのはラガーマンならではの特権のようにも思えます(六甲道の焼ソバ屋さん!あなたのことです!)。私的には先週から合宿の練習メニューなどを考えているんですが、今年の合宿は、当たり前のことを当たり前にやるということを目標に「当たり勝つ、押し勝つ、走り勝つ」というシンプルなテーマで取り組もうかと思っています。あまり難しいことはせずに基本に忠実に原点回帰でやってみようかと思っています。原点回帰っていうと聞こえがいいんですが、実は何事もシンプルなことが一番つらく苦しいということをメンバーは覚悟して参加してもらいたいなと思っています。秋シーズンにはどのチームにも負けないくらいシンプルにグランドを駆け回れるように、個人そしてチームの力をレベルアップしたいものです。昨年は台風に見舞われ、合宿地までたどり着けないメンバーがいたり、練習も大変な風雨の中でずぶぬれでやりましたが、今年は天候に恵まれることを祈っています。by清水

ラグビーが一番輝いていた時代のように

 written by 清水 誉 投稿日時:2012/08/23(木) 22:28

こんばんは。芦屋楽惑主将清水です。ガキの頃から毎年夏の高校野球甲子園大会が終わりますと、何となくさみしい気分になるのは私だけでしょうか?今年の場合はそれに加えてオリンピックがありましたので、宴の後の寂しさは例年以上のものがあります。オリンピックでも高校野球でも新しいヒーローが生まれました。いつの時代も若い世代が元気よく活躍してくれるのは気持ちのいいものです。アスリートたちのヒーローインタビューなんかを聞いていると、最近の若者も全然捨てたもんじゃないぞと。むしろ我々のころよりもしっかりしていたり。そんなことを思っている晩夏です。さて、昨夜は我らがキンソンさんが営むラグビーバー「サードロー」15周年パーティ@神戸チキンジョージが盛大に開催されました。芦屋楽惑メンバーもみんな忙しいなかで本当に多くの仲間が参戦してくれました。私も早々から参戦させて頂きましたが、今日朝一東京で大切な商談がありましたので、残念ながら早々に切り上げさせて頂きました。ごめんなさい。でも本当に楽しいひと時でした。どのくらいの人が来ていたのか?さっぱりわからないくらいの盛況ぶりでしたが、見渡せばオヤジオヤジのオンパレード。でも我々の現役時代、つまりこの日集まったオヤジたちの時代ってなんとなく古き良き時代でしたよね。時はバブル絶頂期。80年代から90年代前半にかけての時代。いま振り返るといろんな批判もあるのかもしれませんが、みんなが元気で明日が今日よりも確実によくなると信じ、いけいけどんどん怖いもんなしの時代でした。はい。巷ではユーミンの「ノーサイド」が流行り、ラグビーやってるっていうだけで結構モテたり。ビッグカードになると秩父宮や国立が超満員。大学では早慶明に日体、大東、関西の同志社、京都産業、大体大などがしのぎを削り、社会人では釜石の7連覇から神鋼の時代へ。そしてなによりも学生が最後に社会人に近かったという意味で若者が主役だった時代。因みに私の大学4年間で2度も学生が日本選手権を制するという('85年慶応、'87年早稲田)、いまでは想像すらできないそんな華やかな時代でした。昨夜のパーティではそんな時代のパワーが懐かしく感じられました。いまそんな我々の世代もビジネスマンとして終盤を迎えようとしています。当然まだまだ体力もあるし元気なんですが、そうは言ってもこの10年くらいが僕らの時代なのかなと思ったりします。いま、日本の経済情勢も引き続き閉塞感漂っていますし、中国や韓国など近隣諸国との外交問題に加えて、シリアやソマリアなど安全保障的にも混沌とした時代なんですが、ビジネスでもラグビーでも僕らが生きてきたあの時代のようにキラキラ輝くいい時代にしたいものです。by清水

終戦記念日に思うこと

 written by 清水 誉 投稿日時:2012/08/16(木) 21:02

こんばんは。芦屋楽惑主将清水です。お盆も終わり、まだまだ連日暑いことは暑いのですが、なんとなく寂しげな晩夏を楽しむ季節となりました。先週末から性懲りもなくまたまたBW主将K村くんと飲み歩いたり、週末は的場邸にてオヤジ有志で真夏のBBQを楽しんだりと、それなりに束の間の盛夏を楽しむことができました。ただ私の場合残念ながら職業柄1年365日まとまった休みはなく、今週も週明けからがらがらの新幹線に乗って東京にやってきています。さて、1日遅れとなりましたが、昨日は終戦記念日でした。私は右でも左でもないんですが、中国やアジアでの生活が長いせいもありまして、太平洋戦争にはそれなりに思うところがあったりするのです。そのなかでいつもこの季節改めて思うことがあります。それは、国内外で戦死した日本人そして第二次世界大戦に巻き込まれた数百万人にも及ぶ先人たちの尊い命と引き換えに、いま平和な日本であることに感謝したいというものです。そして、その平和のうえにこの歳で呑気にラグビーなぞを楽しんでいるんだなと実感するのです。先日の的場邸BBQは春先に大けがをしたCTB伊藤の快気祝いを兼ねたものだったんですが、その席でまさに特攻隊を思わせるプレースタイルの伊藤の言葉が深く胸に刻まれたのです。彼はラグビーでも仕事でも、昔ながらの「気合と根性」を生活信条としており、そして人生において一番大切なものは「理不尽さ」だと断言していたのです。全面的に賛成です。私の大けがもそうだし、今回の伊藤の大けがも大河原さんや的場さんの骨折もみんなみんななんの必然性もないし、とってつけたような人生の試練だの懲罰性だの、そんものはなにもないのです。ただただそこにあるのは「理不尽さ」だけなんです。勿論平々凡々な社会生活でもそうですし、ましてやビジネスの世界でも毎日のように大小さまざまな「理不尽さ」があります。でもその「理不尽さ」を受け入れることこそが人生なんじゃないかと私は思っています。昨夜TVで終戦記念日ということで、映画「私は貝になりたい」(2008年東宝版)がOAされていました。いちいちあらすじや感想を書いていると紙面が足りないので割愛しますが、要するにこの映画は何を言いたいのかというと人生の「理不尽さ」を究極の時代と形で表現したかったんじゃないかと思うのです。戦争映画といえども何となくハッピーエンドで終わる作品が多いなかで、最後まで「理不尽さ」を表現しきったのは立派です。因みにこの映画の監督は、慶応で私の一つ先輩にあたり、'85年慶応ラグビー日本一の時のロックである福澤克雄(旧姓:山越)氏です。氏は慶応ラグビーが最も理不尽だった時代にプレーし、そしてその理不尽さをもって最高のパフォーマンスで応えたメンバの一人です。なので、そのことは、この作品の言わんとすることと決して無関係ではないと私は思っています。by清水

真夏のノスタルジア

 written by 清水 誉 投稿日時:2012/08/05(日) 14:29

こんにちは。芦屋楽惑主将清水です。暑中お見舞い申し上げます。いきなり私事ですが、先月からなんやかんやと仕事で駆けずり回っていてオフ前からクラブにかかわることができていません。主将の立場で参加しなくちゃいけない活動も多くあるのですが、心苦しいかぎりです。ごめんなさい!その後たまたまクラブが夏のオフになってうやむやになってはいますが、オフ明けには合宿もありますし、秋シーズンは交流戦やカップ戦それにBBQ大会、忘年会(まだ気が早いか)などのクラブ行事もたくさん予定されていますので、なんとか都合つけて先頭に立って仕切っていきたいと思っています。頑張ります!それから、連日ロンドンで行われるアスリートたちの熱戦に心から敬意を示したいと思うのです。男女サッカーの快進撃は勿論のこと、普段あまり脚光を浴びることのない競技でさえも輝いて見え、そしてそのドラマにいちいち感動し(歳をとるとわりとすぐに感動するなあ)、そういう時間を共有させてもらってることに感謝しているのです。頑張れニッポン!さて、この季節になりますと、ラガーマンなら誰でも灼熱の太陽の下、地を這い、泥と汗にまみれ、草を食べたあの夏の死ぬような練習風景に思いを馳せるのではないでしょうか?現役チームは秋からの公式戦に向けて、この季節の過ごし方こそがシーズンの勝負を決するといっても過言ではないのです。ここでいかに自分やチームを追い込むことができるかどうか?あるいはそういう非日常的な時間空間を通じてチームが一つになれるかどうか?夏は、そういう個人としてもチームとしても一番成長できる重要な時間なのです。思えば、高校1年生の初めての夏合宿の最終日、それも最後のメニューを迎えた時、何故か涙が止まらなかったことを思い出します。走りながら周りをみたらみんな泣いてました(なんて純粋でかつ熱かったんだろ)。そして合宿を終え山を降りるとき、車の中で聴いた松田聖子の「白いパラソル」とか「小麦色のマーメイド」とか(うーん古い)、サザンやTUBEの夏ソング。30年の歳月を経たいまでも昨日のことのようにその風景が脳裏をかすめ、そしてSONGがリピートするのです。それにしてもいつのころからなくなったのかなと思うのですが、このオヤジ的な夏のノスタルジーの主役ともいえるヤカンと土のグランドそしてサロメチールの香り。いつしかヤカンは給水ボトルに代わり、土のグランドは芝のグランドに代わりました。でもそれはそれできっといいことなんだろーなと今一人納得しているのです。なにはともあれ、今年も全国の現役ラガーマンの夏を心から応援したいと思います。そして我々芦屋楽惑も9月早々には夏合宿を行います。遠い夏のノスタルジーに浸りながらも、今年はそれなりに自分やチームを追い込んでいこうと思っています。メンバーは覚悟して下さい。はい。最後になりましたが、9/1カファレル北野本店リニューアルオープンします。カフェスペースを10席ほど増やしましてみなさんの来店をお待ちしています。そして9/28カファレル川崎店新規オープン致します。カファレル5店舗目の直営店となります。関西居住者にはあまり縁がないとは思いますが、なにかの折りにお立ち寄りいただければ幸いです。by清水

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