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楕円球の青春 2012/10

トリノの街角から

 written by 清水 誉 投稿日時:2012/10/26(金) 01:07

ぼんじょーるの。芦屋楽惑主将清水です。イタリアはトリノに来ています。一昨日の夜中に到着しまして、3泊、行動時間実質丸2日間だけの滞在予定です。関西空港からパリ経由で16時間。一言、遠いです。アルプスも近いのでだいぶ寒いかなと思って冬のアウターを持ってきたんですが、結構暖かくて拍子抜けでした。昨日はチョコレート工場と市内のチョコレート屋さんをたくさんまわりまして、夜はワインをちょっとたしなみました。今日は朝から来月オープンするジェラート屋さん用に小道具を買いあさりに街を歩き回ってました。途中暇といえば暇だったので、名古屋のF本さんにトリノのカフェで佇む様子をレポートして自慢したところ、どうやらこの日、F本園長先生は名古屋で合コンを決行していたそうで、逆に自慢されてしまいました。はい。すみません、どうでもいい小ネタでした。話を戻しましょう。今日午前中一緒に買い物を手伝うためミラノからわざわざ来てくれたオジサンによれば、ここトリノは基幹産業の柱であるフィアットが国内&欧州全域の経済低迷で息絶え絶えの状態で、部品産業も巻き込んで失業者がたくさんでていて最悪の状態だとか。チョコレートもどうやらアジアやら中近東やら、いままであまり見向きもされなかったエリアが頼みの綱となっていて、カファレル社も昨日の晩餐に社長まで参加してくれる気合の入りようでした(そんなに期待されるとプレッシャーかかるなあ)。こんな経済状態なのにいまイタリアでは全人口の20%が移民だそうで、確かにちょっと怪しげなエリアに行くと、中国人とか、東欧系、中央アジア系の方々、そしてアフリカからボートでやってきたような人たちであふれています。私もきっと中国人だと思われてんだろーな。。。ところで、いまミラノいやイタリアで一番有名な日本人といえば、やっぱりインテルの長友選手のようです。先のミラノ人のオジサンによれば、「長友のスピリッツは素晴しい」らしいです。やっぱり国境を越えて相通じるものは、気合と根性なのかなと思ったりします。さて、明朝にはこちらをたち、土曜日には日本に帰国する予定です。翌週末11/4はいよいよBWさんとの定期戦なので、日曜日の練習にはなんとしても出ておきたいと思ったのです(もしも時差ボケでへろへろだったらごめんなさい)。ただひとつ心配ごとがありまして。その後まともに治療する時間もないため天理で痛めた肩の回復が遅れています。日常生活ではもちろんのこと、寝てるだけでもなんとなく痛いのです。。。でも、なんとかBW戦までに間に合わせたいと思っています。BWさんにもこのあたりで一度勝っておかないと、心理的に苦手意識や負け癖がついちゃうと思いますので、公式戦じゃないとはいえ、清水組としては何がなんでも勝負に拘って挑みたい考えでいます。春とは違うチーム全員出場を考えてますし、いい意味で緊張感のある素晴らしいゲームになることを信じています。by清水

ほろ苦い黒豆の味

 written by 清水 誉 投稿日時:2012/10/21(日) 21:32

こんばんは。芦屋楽惑主将清水です。今年もこの週末に三田ゴールデンカップ通称黒豆カップが行われました。私は先週天理で左肩を痛めまして、無念の両日欠場となってしまいました。昨日土曜日はもともと仕事がありまして行けない予定でしたが、今日日曜日は昨年からトーナメント戦となってまして、昨年はビリッケツになってしまったので、なんとかちょっとは名誉挽回したかったので、だいぶ前から気合を入れていたのですが残念です。主将である私が欠場したことが原因のすべてではないと思うのですが、昨日今日とあまり芳しくない戦績でした。なんとか二年連続のビリッケツは免れたものの今年もブービー賞でした。変則的な試合時間ですし、一日に何試合もあり各チームメンバーの貸し借りもあったり、連合チームでの出場であったり(もちろん単独でやってるチームもあります)と、この大会の戦績がチームの本当の実力ではないと思います。ただ、やっぱりやるからには負けるよりはできるだけ勝ちたいわけで、そういう意味では我々にとっては今年もほろ苦い大会となってしまいました。ただ、普段できないメンバー構成で戦ったり、慣れないポジションをやったりと、それなりに楽しめたし収穫もあったんじゃないでしょうか?ところで昨夜先週東西で行われた大学ラグビーの前半戦の好カードをVでようやく観戦できました。まず関西で行われた同志社Vs関学。両チームとも初戦を落としていて負けられない一戦。結果は29-21で関学。何がどうこうというゲームではなかったのですが(つまり双方それなりに気合が入っていました)、勝敗をわけたものがあるとすれば、積極性というか大胆さだったかなと思うのです。特に感じたのが後半開始早々のゴール前のペナルティを同志社がショットした場面です。確かにビハインドしていて点差を確実につめたい気持ちもわからなくはないのですが、まだまだ時間があってどう流れが傾くのかわからない状況での判断としてはちょっと硬いというか、弱気だっかんじゃないかと思うのです。ラグビーは心理戦なので、ここでは攻めてこられたほうが関学としては嫌だったはず。「あれっ?同志社狙うのね?弱気だな。」と思ったはずです。この微妙な心理戦が最終スコアにあらわれたんじゃないでしょうか?つぎに関東での早稲田Vs筑波。学生としてはハイレベルのゲームだったと思います。いまの攻撃有利のルールにおいて、前半ゼロゼロという攻防は観ていて楽しかったです。特にブレークダウンの攻防は学生レベルではスピード、激しさともにかなり高いスキルと意識だったと思います。関西のチームが現時点で対抗するのはかなり難しいでしょうね。結果は26-7で筑波。最後の5分で3トライを連取して一気に突き放した爆発力は脅威です。さて、私は今回の黒豆カップは久しぶりの見学組となったのですが、全試合を外からみていてやっぱりラグビーは接点とディフェンス力(タックル+プレッシャー力)だと思いました。ボールをいかに支配し続けられるか、あるいはターンオーバーができるのか、そいういった部分が勝敗をわけていたように感じました。さあ今年も早いものであと2か月あまりとなり、我々芦屋楽惑も交流戦は数試合を残すのみとなってきました。実は今回のカップ戦は不調だったものの夏合宿以降の交流戦は今のところ破竹の4連勝。このまま全勝で今年を駆け抜けたいと思っているのです。さて、私事ですが明後日からはイタリアトリノへの出張です。いまの仕事に手を染めるまでイタリアとはあんまり縁がなくて今回は25年ぶり2度目の訪問となります。2泊5日機中2泊という弾丸出張ですが、なるべく時差ボケとかして来週の練習がしんどくならないように戻ってきたいと思っています。by清水

天高く馬肥ゆる秋

 written by 清水 誉 投稿日時:2012/10/14(日) 07:56

おはようございます。芦屋楽惑清水です。久しぶりに朝にブログ更新しています。今日は天理オールドベアさんとの定期戦があります。朝から秋らしくさわやかに晴れています。ここのところ気温もぐっと下がりまして、過ごしやすい毎日です。清水家では昨日ついに夏物を片付けまして、いわゆ衣替えをしました。気分一新週明けから働こうと思うのです。実は9月に出店した川崎の新店舗がオープン当初から思ったように売り上げが上がらず(というより惨敗)、日本一の売り上げを誇るSCへの出店ということで結構期待していただけにダメージも大きいのです(涙)。これだけガンガンあちこち出店してると、その中のいくつかは滑るんだろうなとは思っていたのですが、実際滑ってみるとショックです。ファーストリテイリングの柳井さんは「1勝9敗」という本を出されていますが、うちのような零細企業は打率1割だと潰れちゃいますので、せめて5割の勝率はたたき出したのものです。一度滑ると次も滑るんじゃないかと不安になったりするんですが、玉は打たなきゃ当たらないわけですから、原因を冷静に分析しまして立て直したいと思っているところです。それから、「不安や心配っていうのは人間の頭の中だけにあるもので実際には起こらないことが多い」という趣旨の内容をどっかの本で見たことがあります。よくよく考えてみるとそうかもしれません。不安で不安でしかたがなかったことが実際過ぎちゃうとなんでもなかったりとか、予想とは全く別の展開を見せたりとか、そういうことってビジネスや日常生活でもよくありませんかあ?むしろあまり心配していなかったことが、とんでもないことになったり。だから私はよくうちの若い連中に言うのです。「スムーズにいっていることこそ疑え」と。さてさて、今日はいまから奈良天理まで日帰り遠征に行ってきます。天理さんとのゲームの時はどういうわけか毎年同じようによく晴れます。天理まで行って親里という素晴らしいグランドで試合をさせてもらい、アフターファンクションで柿の葉寿司を食べ、帰りにみんなで鶴橋に立ち寄るというのが恒例行事です。天理さんとは芦屋がいまよりももっともっと弱っちいチームで負けてばっかりいたころから胸を貸していただいていたチームですし、今日は8月に他界した深野先輩の追悼試合でもあるので、芦屋らしいラグビーを見せたいと思っています。また、巷ラグビーは学生さん、社会人ともにシーズン真っ盛り。シーズンも深まると強いチームしか残っていませんが、今の時期は強いチームも弱いチームのみんな晴れ舞台に登場します。勝者の数だけ敗者もいる。常勝チームのようにシーズン一度も負けないチームもあると思いますし、何もわざと負けろというわけでもありませんが、「勝ちから学ぶものはあまりなく(というよりも学ぼうとしない)、負けから学ぶことが多い」とすれば、負けたチームもくよくよせず、敗戦から何かを感じ、そして次につなげていって欲しいと思うのです。「お前こそ川崎での惨敗からちゃんと学べよ!」と叱咤激励の声が聞こえています。はい。by清水

ぶれずにやりきる

 written by 清水 誉 投稿日時:2012/10/04(木) 21:48

こんばんは。芦屋楽惑主将清水です。11月に有楽町と湘南藤沢に同時オープン予定の新店舗の最終交渉のため横浜に来ています。重要な1日なのにS田のせいで二日酔いです。昨夜はS村、K野、S田の白パンFW主力メンバーと六甲道のヤキソバ屋さんに集結しまして、さらによせばいいのに帰りにJR芦屋界隈でS田と立ち飲みバールへ。最悪です。ことろで、昨日まだそれほど酔っていないころに私が力説したことがありまして、それは「何事も中途半端はダメ」だという(やや大げさに言うと)人生観です。中途半端というのはいい加減という意味ではなく(もちろんそういう場合もありますが)、折衷案とか、いいとこどりとか、どちらかというとそういう意味です。ビジネスシーンでもよくおこるんですが(特に関係者というかプレーヤーが多い場合)、みんなの意見を取り入れすぎてへんてこなものが出来上がるとか、相反するA案とB案のいいとこだけをとって組合わせた結果おかしな作品やプランができたりしたことないですか?そもそも私に言わせれば折衷案なんていうのは責任逃れの賜物だと思うのです。極端な案とか意見に振りすぎて滑ったときの責任を取りたくない人たちがたくさんいると得てして最悪の結果になるのです。A案ならA案、B方向ならB方向に真っ直ぐいかないと、仮に滑ったときにも何も残らないわけです。A方向に行って仮に失敗してもA方向がダメなことがわかるだけまだましなわけです。折衷案で失敗したら何が悪かったのか?どこに原因があったのか?全く不明になるわけです。そして誰も責任をとらない。この繰り返しが最悪のパターンなわけです。「おい清水!今日はやけに理屈っぽいけど、結論を早く言え!」。はい。結局今日私が何を言いたいのかというと、私が主将をやらしてもらっている間、芦屋楽惑は真っ直ぐぶれずに「やるからには真剣に勝負にこだわり、勝てるラグビー、強いチームを作る」ことに邁進するということです。いろんな批判や意見の対立は承知の上。清水組が解散となったとき、「やっぱり間違ってなかったよね」とか「チーム強くなってよかったよね」とかそういう評価になるのか?あるいは「惑ラグビーではそんなこと言ってもちょっと無理があったよね。」とか「勝負にこだわらないエンジョイラグビーのほうが惑ラグビーのあるべき姿だよね」みたいな評価になるのか?うーん。どっちも可能性ありだな。楽しみにしています。そして最後に。どうしようか迷ったのですが、私にいまできることはこれだけなので、あえて呼びかけたいと思います。「中尾さん!もしこのブログ見ていたら、少しでも早く戻ってきてください。元気な姿をまたグランドに見せてくれると信じてます。また一緒にラグビーやりましょうよ!」by清水

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