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楕円球の青春 2011/2/28

コミュニケーションの罠

 written by 清水 誉 投稿日時:2011/02/28(月) 12:08

こんにちは。昨日のVs三重惑・岐阜惑連合さんとの交流試合は心配された雨も降らず、すかっと完封勝ちで気分↑↑↑の清水です。昨日のゲーム、相手チームが人数不足で本来の力ではなかったとはいえ、練習してきたことが随所にいいかたちで出ており、そういう意味ではいいゲームだったように思います。つかまっても味方が来るまで倒れずに粘るとか、ラックはしっかりオーバーしてブリッジを作るとかそういうところにこの一年の大野組の成果がでていたと思うのです。ただ、まだまだ課題も多く、兵庫惑リーグのタイトルを狙うためには精度をあげる余地も大いにありますね。細かいことはさておき、昨日の試合で一番気になったのがコミュニケーションの難しさです。専門家の間では通説ですが、一般に人間のコミュニケーション力は思っているほど高くないのです。文書(手紙とか、最近ではメール)での伝達力はわずか30%程度、電話などの音声でも50%ほど、フェイスtoフェイスつまり面と向かって相手の顔を見て話をしたり聞いたりしても、自分の思っていることの70%程度しか相手に伝わっていないのです。従って全体の3割は誤解されているか、あるいは自分が伝えたと思っても相手には伝わっていないわけです。現役チーム(つまり学生さんとか社会人チーム、クラブチームなど)の場合は日々一緒に練習を繰り返しているので、そうは言っても”こういうときにどんな発想や動きをするやつなのか”ということが、言わなくてもなんとなくわかったりするのですが、我々惑チームのように週1回それもいつも同じメンバーでやるわけではないチームにおいては、コミュニケーションというのは思っている以上に難しいわけです。なので、練習中でもゲーム中でも相手が当然わかっているだろうなと思うような当たり前のことでも、顔をちゃんとみて更には身振り手振りを駆使して、口に出してちゃんと言う必要があるわけです。昨日の試合でも、恐らく自分たちが思っている以上に声がでていなかったのではないでしょうか?練習で声が出ていても試合で声を出すのはなかなか難しいわけです。自分のプレーに自信がないとなかなかゲーム中にいろんな指示が出せないというファクターも当然あります。また、声の出し方っていうのも実は大切です。ただ「かせっ!」って言うだけだと、正直わかりませんよね。左なのか右なのか?深いのか浅いのか?遠いのか近いのか?それから相手の名前を呼んでやることも本当は重要なんです。いろいろくどくど書きましたが、兵庫惑大会を制するためにはこのチームコミュニケーション力を高める必要があると感じます。周りがわかっているものだという勝手な思い込みを捨てて、そもそも声に出して伝えない限りは基本的に相手はわかっていないと思ってプレーして欲しいのです。そうすることで、ラグビーのレベルがまた一段階アップすると思います。という理屈付けで、SO大野とは週に1回は欠かさずに酒を酌み交わすわけです。はい。by清水

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