大きくする 標準 小さくする

楕円球の青春 2011/2/26

ゲームの流れを読む

 written by 清水 誉 投稿日時:2011/02/26(土) 17:23

こんにちは。2010-2011年のラグビーシーズンも残すところあと1試合。明後日の日本選手権の決勝戦を残すのみとなり、なんとなく寂しい気分の清水です。今週は週明けの月曜日から主将大野の襲撃を受け、まだ太陽がある17:00過ぎから飲む羽目に@淀屋橋。軽く飲んで帰るはずが(いままで軽く済んだためしは一度もない。。。)、芦屋楽惑の組織体制やら主将論やらめちゃめちゃ盛り上がり、ビールに始まり酎ハイ、日本酒と暴飲し、やめりゃいいのにラーメンまで完食してへとへとになって家路につきました。木曜日には澤村の結婚式映像の打ち合せを梅田茶屋町界隈の居酒屋で実施。そうこうしているうちに見たいと思っていた先週の日本選手権準決勝三洋Vs東芝を観れず、ようやく昨日の真夜中に観ることができました(こういうふうに一週間を振り返ると全然仕事をしていないように見えますけど、実は仕事も結構しています。はい。)。さて、この三洋Vs東芝、いつも激闘になるんですが、この日もかなり激しくぶつかり合ってました。リーグ戦では12対7で三洋が勝っていますが、トライは終了間際の東芝の1つだけ。双方ディフェンスが素晴らしいチームです(間違ってもサントリーVs神戸製鋼のようなノーガードの打ちあいにはなりません)。ただこの日はいつもと違う試合展開をみせました。前半主導権を握りつづけたのは東芝。前半だけで3本のトライをとり21点(ゴールすべて成功)、三洋をペナルティゴール3本の9点に抑えてハーフタイム。普通に考えたら今日はこのまま東芝の逃げ切り勝ちと思えたわけですが、後半三洋が怒涛の4トライをとり東芝を0点に封じて33対21と逆転勝ちしてしまったのです。後半は終始三洋ペースでした。何がこのように前後半ではっきりとゲームの流れをわけたんでしょうか?私は2つのポイントをあげたいと思います。ひとつめ。東芝は前半トライを着実にとって点差を広げてはいたものの反則が多くて(前半だけで8つ)、いまいちリズムに乗り切れない不思議な空気が流れていました。そしてついに前半終了間際にSOのヒル選手がシンビン。前半を6点で終わらせたかったのに最後の最後で耐えきれずにPGを許して9点になってしまいました。点差だけ見れば21対9なんであまり変わらないように見えますが、この前半終了間際の3点で三洋が息を吹き返したわけです。15点差なら2T2Gでの追いつかないセーフティリードなんですが、12点差になったことで試合がわからなくなったわけです。そしてふたつめですが、シンビンで一人少ない後半開始10分間にあっという間に同点になったシーンです。早々に7点返されて5点差になったんですが、まだ東芝はリードしてました。なのに一瞬緊張感が緩んだというか、精神的に追い詰められました。これでゲームが一気に三洋に傾き次のトライはノーホイッスルトライでついに同点。このノーホイッスルトライが一番痛かったわけです。ゲームの流れを確実に読んで攻めて逆転した三洋に対して最後まで変な流れを変えきれずに勝てた試合を落とした東芝。三洋は一人多い後半の最初10分に懸けてきたんじゃないでしょうか?その三洋の出方を読み切れず、後半の後半が勝負と思っていた東芝(違いますかね。。。)。うーん。ラグビーは本当に奥が深いです。何がいいたいかというと、ラグビーは戦略とか戦術とか個別のプレーとか気合いとかは勿論大事なんですが、意外と大事なのはこのゲームの流れを読むことだということです。我々惑の試合は試合時間が短いので、ゲームの流れがあっち行ったりこっち行ったりあまりしないわけなんですが、チームとして確実にいい流れを呼び込み、悪い流れを耐えながら断ち切る。そういう嗅覚が私も含めてメンバーのみんなについてくればラグビーはもっともっと面白くなるなじゃないかと思ったりします。さて、明日はVs三重惑・岐阜惑連合さんとの交流戦です。大野主将が仕事で不在なんで、僭越ながら私清水がゲームキャプテンを務めさせて頂きます。すかっといいゲームして旨い酒を飲みたいものです。by清水

<< 2011年2月  >>

Sun Mon Tue Wed Thu Fri Sat
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28          

ブログテーマ