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楕円球の青春 2011/2/10

大怪我記念日

 written by 清水 誉 投稿日時:2011/02/10(木) 15:45

こんにちは。明後日の芦楽杯争奪麻雀大会@澤村邸にそなえて今日東京から戻ってきた清水です。たいして用もないのに東京にのこのこ出張とかに行っているうちにすっかり忘れてしまっていたんですが、一昨日2月8日は私にとっては人生最大のピンチであり(おまえの場合は毎日ピンチやろと言われそうですけど)、人生観がちょっぴり変わったりした思い出深い日です。もうあれから2年の歳月が流れました。2009年2月8日(日)@西宮浜総合グランド、Vs惑惑クラブ。8⇒9での澤田のパスが異常に早かったせいで骨盤骨折という大怪我をしました。入院寝たきり絶対安静3週間、車椅子1週間、松葉杖2ヶ月。一歩間違えば半身不随の可能性すらあった大怪我でした。はい。退院したころには脚の筋肉はすっかりなくなり、死ぬ間際のおじいさんのよう。でも1ヶ月の禁酒のお陰で肝臓はすっかり健康。当然家庭は崩壊、一ヶ月も休んだ会社ではなんとも居心地が悪い。。。つまり世界中の不幸がここに集まっているかのような状況でしたね。現役時代の戦友からも「お前死にたくなかったらもうラグビーはやめろ」と言われました。芦楽のメンバーのみんなもまさか復帰しないだろう(できないだろう)と思っていたと思いますが、僕だけはもう一度ピッチに立てると思ってました。怪我でラグビーやめるなら、もうとっくにやめてるということです。松葉杖がはずれたころから若いアスリートに交じってリハビリ1年。多くの方に支えられ昨年の4月の京都ブレザーズ戦で復帰させてもらいました。復帰戦でのトライは今までのトライで一番嬉しいトライでした。オレ持ってるな。うん持ってる持ってる。それにしてもその後も合併症(大腿骨頭壊死症とか)や後遺症に苦しみ、結局右股関節の可動域は7~8割しか元に戻らず、いまだに冬場は結構痛いわけですが、懲りずに皆さんと楕円球を追っかけてるわけです。そんな見かけのことよりも、この怪我で思ったことは、人間40歳過ぎりゃ何が起こってもおかしくないということです。ここまで無傷で生きてきたことがそもそも奇跡なんです(それはお前だけだろと)。突然の病、不慮の事故、災害など人生はなんでもありありなんです。なので、その日から私は毎日人生を楽しく生きることに決めたのです。好きな人間と好きな仕事をして、好きな仲間と好きなだけ酒を飲む。そして立てなくなるまで大好きなラグビーをやり続けるわけです。by清水

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