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楕円球の青春 2011/2

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日本選手権1回戦を観て思ったこと

 written by 清水 誉 投稿日時:2011/02/12(土) 12:05

こんにちは。芦楽ブログ担当清水です。昨日は朝起きたら一面銀世界(ちょっと大袈裟か)。やることもないので、溜まっていた日本選手権1回戦のVを観たり、ずっと観てるとテンションが上がりすぎて身体によくないので、合間にジムに出向いてトレーニングしたりと、まあつまりはラグビー三昧に過ごしました。1回戦の中で一番面白い試合だと思ったのは、来季からトップリーグ昇格が決まっているNTTドコモVs早稲田大学の一戦ですね。結果は66対43と最後は23点差がついてNTTドコモに軍配が上がりましたが、NTTドコモが9トライ、早稲田が7トライとノーガードの打ちあいになりまして、観ている人には非常に楽しい試合でした。まあ戦評については、「両チームとももうちょっとディフェンスちゃんとしろよ」とか、さまざまかと思いますが、純粋に早稲田は学生らしくアタッキングなラグビーができていたので、有田組の最終戦としてはそれなりに完全燃焼したんじゃないでしょうか。もちろん早稲田にも勝つチャンスありました。後半20分過ぎにFB井口選手がトライしてついに2点差。やさしい角度のゴールキックが決まれば同点だったのですが、この比較的イージーなゴールを山中選手がはずし、結果論ですが、これで試合の流れが変わりました。山中選手については以前にも出来にムラがある選手と書きましたが、この試合についてもまさにそんな感じでしたね。まあラグビーではキッカーは責められないんですが、NTTドコモのゴールキックが全部入っていることを考えると、そのあたりがやっぱり甘かったようにも思えます(相手に無言のプレッシャーをかけるという心理戦ですね)。何を言いたいかというと、ラグビーはちょっとしたことで流れが変わるということです。惑の試合でもそれは同じです。なので、どんな小さなプレーでも緊張感を持って隙のないように全力でありたいものです。はい。一回戦をみていて思ったことは、帝京大学がタマリバクラブに圧勝したことも考えると、大学ラグビーのレベルは、トップリーグ下位チームくらいの実力はあるということかなと感じました。それと、過去にも何度かこのブログで今年の早稲田のBKは近年まれにみる天才的タレントが揃っていると書きましたが、最終戦もその実力を存分に発揮したんではないでしょうかね。SO山中選手はもちろんのこと、両CTB坂井選手と村田選手、それにWTB中濱選手、FBの井口選手どれも素晴らしい選手です。特にNTTドコモ戦での両CTBは抜群の存在感でしたね。観ていて爽快でした。はい。残念ながらBKラインには4年生が多くてFBの井口選手を除いては今春みな卒業です。社会人でのますますの活躍、そしてジャパンでの活躍を楽しみにしています。もう1試合。我らが地元神戸製鋼がトヨタを撃破して7年ぶりに日本選手権で勝利した1戦ですが、トヨタ側に主力が4人も怪我で欠場という事態もありますけど、神戸は素直によくやったと思います。ラグビーは怪我するスポーツなんで、そういう事態も含めてチーム力だということを考えると、神戸製鋼のほうが実力が上だったと言えるんじゃないでしょうか。さあ、これから澤村邸で麻雀大会です。森下さんが差し入れて下さるふぐと神戸牛も楽しみです。なんとか明日の練習に支障がないようにしたいと思いますけど。。。by清水

大怪我記念日

 written by 清水 誉 投稿日時:2011/02/10(木) 15:45

こんにちは。明後日の芦楽杯争奪麻雀大会@澤村邸にそなえて今日東京から戻ってきた清水です。たいして用もないのに東京にのこのこ出張とかに行っているうちにすっかり忘れてしまっていたんですが、一昨日2月8日は私にとっては人生最大のピンチであり(おまえの場合は毎日ピンチやろと言われそうですけど)、人生観がちょっぴり変わったりした思い出深い日です。もうあれから2年の歳月が流れました。2009年2月8日(日)@西宮浜総合グランド、Vs惑惑クラブ。8⇒9での澤田のパスが異常に早かったせいで骨盤骨折という大怪我をしました。入院寝たきり絶対安静3週間、車椅子1週間、松葉杖2ヶ月。一歩間違えば半身不随の可能性すらあった大怪我でした。はい。退院したころには脚の筋肉はすっかりなくなり、死ぬ間際のおじいさんのよう。でも1ヶ月の禁酒のお陰で肝臓はすっかり健康。当然家庭は崩壊、一ヶ月も休んだ会社ではなんとも居心地が悪い。。。つまり世界中の不幸がここに集まっているかのような状況でしたね。現役時代の戦友からも「お前死にたくなかったらもうラグビーはやめろ」と言われました。芦楽のメンバーのみんなもまさか復帰しないだろう(できないだろう)と思っていたと思いますが、僕だけはもう一度ピッチに立てると思ってました。怪我でラグビーやめるなら、もうとっくにやめてるということです。松葉杖がはずれたころから若いアスリートに交じってリハビリ1年。多くの方に支えられ昨年の4月の京都ブレザーズ戦で復帰させてもらいました。復帰戦でのトライは今までのトライで一番嬉しいトライでした。オレ持ってるな。うん持ってる持ってる。それにしてもその後も合併症(大腿骨頭壊死症とか)や後遺症に苦しみ、結局右股関節の可動域は7~8割しか元に戻らず、いまだに冬場は結構痛いわけですが、懲りずに皆さんと楕円球を追っかけてるわけです。そんな見かけのことよりも、この怪我で思ったことは、人間40歳過ぎりゃ何が起こってもおかしくないということです。ここまで無傷で生きてきたことがそもそも奇跡なんです(それはお前だけだろと)。突然の病、不慮の事故、災害など人生はなんでもありありなんです。なので、その日から私は毎日人生を楽しく生きることに決めたのです。好きな人間と好きな仕事をして、好きな仲間と好きなだけ酒を飲む。そして立てなくなるまで大好きなラグビーをやり続けるわけです。by清水

芦屋ラグビーソサエティの一員として

 written by 清水 誉 投稿日時:2011/02/06(日) 17:55

こんにちは。今日の練習で普段使わないような筋肉を使ったせいか?下半身に結構きている清水です。今日は穏やかな天候のもと、芦屋総合グランドの芝生という非常に恵まれた環境の下で、芦屋クラブさんとの合同練習が行われました。合同練習と言うと聞こえがいいんですけど、要するにいまどきのラグビーの練習をご指導いただきながら体験したと。そういうことです(セッティングに尽力してくれた我らが頼れるマネジャー松田さんに感謝ですね。だてに話が長いだけじゃないことを今日証明してくれました。)。芦屋楽惑は芦屋ラグビーソサエティというNPO組織の一員として所属させて頂いているお陰で、他の惑クラブとは比べものにならないくらいに恵まれた環境だと改めて思ったのです。今日こなした練習メニューはすべて有意義なもので、かつ楽しいものでした。コミュニケーション力の向上というテーマも明確で、本当にいい練習をさせてもらったと感じます。今後も出来る限りソサエティに協力させてもらいながら、芦屋ラグビーソサエティの一員として恥ずかしくないラグビーをしたいですね。一言だけ言わせてもらうと、せっかくいい練習をさせてもらっていますんで、練習のための練習にならずに試合に活かしたいですね。今年の惑大会、なんか勝てるような気がしてきました。はい。ところで、いささか旧聞となりましたが、先週のラグビーTOPリーグファイナル三洋電機Vsサントリーの一戦をようやく昨日録画観戦しました。日本のトップレベルのファイナルに相応しい素晴らしいゲームだったと思いました。結果は紙一重で三洋電機の初優勝となりましたが、両チームの激しいタックル、接点での攻防どれをとっても一流でした(当たり前だ!と叱られそうですけど)。後半の中盤でゲームを支配してたたみかけた三洋電機が逃げ切りましたが、サントリーの攻撃ラグビーもファンを魅了するには充分でした。両チームに改めて拍手を送りたいです。我々惑の試合をそのままあてはめたりすることは到底無理なんですが、参考になるプレーや動きは随所に見られました。みんなも是非観て欲しいなあ。それにしても三洋電機が初優勝っていうのは不思議な気がします。今春には社名が変わってしまう(?)んでしょうけど、最後に一番欲しかったタイトルが取れてよかったですね。ラグビーの神様っているんだと思いました(トイレの神様もいるくらいだからラグビーの神様だっているわけです)。なんか一週間遅れのネタになってしまって申し訳ないのですが、今日から日本選手権もいよいよスタートしました。花園では我らが地元神戸製鋼がトヨタを破って7年ぶりに日本選手権の勝利を手にしたみたいです。できるだけ早めにゲームのVを観たいものです。さあいよいよ今度の土曜日は大野、大田の関学コンビが私の雪辱戦(ジハード)に怖気づいて年末から延び延びになっていた「芦楽杯争奪麻雀大会」が@澤村邸で開催されます。森下さんからの高級有機野菜とふぐと神戸牛の差し入れもあるそうなんで、万全の体調で臨む所存です。by清水

フォローワーシップ型組織について

 written by 清水 誉 投稿日時:2011/02/04(金) 00:13

こんばんは。楽惑HP担当清水です。今日は@今津で前主将徐さん、現主将大野、鈴木の加入で最年少を抜け出した乾ちゃんと今年の初勝利祝勝会を開催しました(ようするに名目はともかくただの飲み会です)。今日は主将論について書きたいと思います。みなさん普段主将というものを感じていないのかもしれませんが、正直ラグビーのキャプテンは重いです。私見を言わせてもらえるならば、現芦屋楽惑主将大野は本来主将タイプではないんです。SO大野に主将の重責を負わせることは本当は荷が重いのです。大野はプレー以外の余計なことをうだうだ考えさせずに自由にやらせてこそ力を発揮するタイプなので、本来ほかに人材がいるならば主将はほかの人間がやったほうがいいと思うんです。ラグビーでSOで主将というのは野球でいえばエースで4番です。簡単に言うと天才的なプレーヤーがやるべきものなんです(大野もAB型で天才肌ではあるんですが、、、)。でも、大野が主将になった以上、まわりがそれを支える必要があるんです。早稲田大学ラグビー部前監督中竹竜二氏が言うところのフォローワーシップ型のオペレーションが必要なわけです。主将にはいろいろなタイプがあるわけで、キャプテンシーのありかたもさまざまなんです。徐前主将のようにいわゆるリーダーシップ型もあれば、大野のようにフォローワーシップ型もあるんです。そういうことをメンバーのみなさんに感じて欲しいのです。先日の参丁目戦で大野が早々に怪我で退場した時、この試合は姑息な手段を使ってでも絶対に勝たなければいけないと瞬時に感じて欲しいわけです。なぜなら我々は大野主将を中心としたフォローワーシップ型のチームだからです。この試合を落とすようなことがあればチームスタイルが崩壊するわけです。だからこそ強引に勝利をもぎ取る必要があったわけです。リーダーシップ型のチームというのは、基本的には主将の強烈なキャプテンシーをもって成立しているので、逆に言うとキャプテンが不在となると(交代すると)もろいわけです。つまり主将が不在となったことで敗戦しても言い訳ができるのです。一方フォローワーシップ型組織というのは、その目的にこそコアバリューがあり、仮にリーダーが変わってもチームが同じパフォーマンスを発揮できることに特徴があるのです(これは先日お話したラグビー宗教論に相通ずるものがあります)。歴史を振り返ると徐さんはリーダーシップ型であり、それを大野に同じことをやれと言っても無理なわけです。だから、大野は大野のやりかたでチーム作りをすればいいんです。それをまわりの人間が支えるということです。サッカー日本代表の長谷部選手も同じです。フォローワーシップ型の主将なんです。そういうことを意識してチームを盛りたてていけば2011年大野組は素晴らしいパフォーマンスを発揮することと思うのです。ということで、今日は珍しくやや酩酊ぎみで、書いているうちに目が回ってきたので、このへんで終了します。最後に今日は節分、「鬼は外!福は内!」。同時に春節(農歴旧正月)、「恭喜発財!」。by清水

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