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楕円球の青春 2013/3/2

ペナルティの意味

 written by 清水 誉 投稿日時:2013/03/02(土) 18:37

こんばんは。芦屋楽惑主将清水です。まだまだ寒い日もありますが、季節は確実に春へと向かっているように思います。昨日、2/3(日)@三田フェザンツでのミニマッチで脛骨骨折&脛腓靭帯完全断裂の大けがをしてしまったU田を彼の勤務する病院に訪ねました。受傷当日救急で病院の搬送した時点では骨折という診断だったものの手術して数日入院で退院できて3か月もすれば完治するという話だったので(まあそれでも大けがですけど)、多少ほっとしていたのですが、その後靱帯断裂が判明したそうです。U田は入部間もないため部内にはまだあまり親しいメンバーがいないこともあって、本人からの経過報告があるまで情報が聞こえてきませんでした。すぐに連絡をさせてもらって、車いすで勤務しているということでしたので、昨日勤務先のほうに伺ったわけです。私的には彼の経過報告が悲痛な叫び声に聞こえたし、そしてそのあとの彼とのやり取りの中でも気になるコメントがいくつかあったので、そのあたりを聞きたいと思ったわけです。詳細はこのような公なメディアに載せるような内容ではないので割愛しますが、うちのチームのみならず惑ラグビーチームの怪我に対する認識の甘さ、意識の低さ、安全対策やリスク回避の無策、毎度繰り返すようですが自己責任や不運で片づけようとする風潮、さらには惑の試合を吹くレフリーについてもそのレフリングの未熟さ、ゲームマネジメントレベルの低さなどなど、私的には彼の言葉からそういうものを感じ取ったのです。たまたま彼が受傷したゲームでレフリーをしていたのがほかでもない私だったこともあって、責任をさらにズシリと感じたのです。そして、このまま惑ラグビーを続けてれば今回のような怪我、あるいはそれ以上の大けがが再び繰り返し起こると確信しているのです。U田との話でひとつ気が付いたことがあります。それは、ラグビーの反則の意味です。近年とくにその傾向が強いんだとは思いますが、反則っていうのはそのほとんどが危険な行為に対する警告なんだということです。オフサイドにしてもそうですし、ゲート、オーバーザトップ、ノットロールアウェイ、、、全部その行為一つ一つが大きな事故に繋がる可能性の高い行為なのです。惑の試合を見ていると、私も含めて経験の浅いレフリーが笛を吹くことが多くないですか?そして、どういう訳かそういう反則に対するレフリングが甘い(つまり大目に見る)のです。惑のゲームで厳しく笛を吹くと、特に密集などでは双方ほとんどのプレーが反則になってしまうので、大目に見て流すことが多いのかもしれませんが、今回の件で私は逆だろって思ったんです。惑のゲームこそレベルの高いレフリーがしっかりゲームマネジメントをし、半世紀前のルールしか知らないプレーヤーをゲーム中に戒め、きっちり厳しくレフリングすべきじゃないでしょうか?なぜならフィジカルが衰えているプレーヤーがやっている惑のゲームこそ大事故が発生する可能性が高いからです。この歳になって何十年もラグビーやってきて、そんな簡単なことにこれまで全く気付かず(というよりもそういう意識がなく、といったほうが正しい)、いまになってやっとペナルティの本当の意味に気が付いた自分が恥ずかしく思えます。そんなことわかってるよって言われる方もいると思いますが、惑ラガーマンにはぜひ、全てのペナルティは危険行為であると認識して欲しいと思います。そして、もしできることなら、レフリーには厳しいレフリングを切に願うものです。by清水

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