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楕円球の青春 2013/2

惑ラグビーと真剣に向き合う

 written by 清水 誉 投稿日時:2013/02/23(土) 19:31

こんばんは。芦屋楽惑主将清水です。ブログの更新をだいぶサボってしまいました。サボってた3週間余りの時間に公私ともにいろいろな出来事がありました。バレンタイン商戦あり、名古屋への遠征あり、そして水面下や心の中では来季構想をあれこれ考え、惑ラグビーの楽しみ方をもう一度考え直し、芦屋楽惑の歴史を想い、いろいろな人に自分の考えを伝え、そして逆に意見を聞きました。またチームや惑ラグビーそのものの意義を考えたりする傍らで、自らの身体の状態と向き合い、葛藤し、限界を感じ。。。本当にいろいろなことをこの3週間に考えました。答えはなかなか出ませんが、思い悩む自分がなんか”生きている”感じがしてちょっとだけ素敵に思えたりするのです。昨日は、4/26に大阪梅田にオープンするカフェの食材調達に岐阜県恵那の農家を訪れました。帰りに名古屋は栄で虚業王F本さんとお会いしまして、いま一人であれこれ考えていることを聞いてもらったりしたのです。まあ、それも遅れて店にやってきた結婚に憧れる名古屋美人U飼嬢(29)が到着するまでの短い間ですが。いつになく割と真剣な話もしたりしました。ということで昨夜もワインを2本軽く空けたのです。はい。さて、みなさん、清水は何を難しいことをあれこれ考えているんだ?と思っていることと思います。一言でいうのは難しいのですが、あえて無理やりまとめると「エンジョイラグビーってなんなんだ?」ってことなんでしょうか。怪我、それも自分だけでなく周囲を巻き込んで人生を狂わせる可能性のある大怪我と常に隣り合わせのラグビーという競技をだんだん衰えてくる肉体をもってどうやってエンジョイするんでしょうか?仲間の大怪我を「自己責任」という極めて他人事で、冷淡かつ無責任な一言で片づけることにどれだけの意味がありますか?楽しむことを優先するあまり、危機意識や危機管理が疎かになっていないのだろうか?元トップリーガーからド素人までが40歳過ぎてから同じ土俵でラグビーやる、30代後半から80代までが一緒に練習したりするって確かに素敵なことなんですが、よくよく考えると危なくないですか?みんな普段身体どれだけ鍛えているんでしょうか?「家族の理解」って言いますが、家族ってラグビーをどれだけちゃんとわかってるんですか?私は骨盤骨折から復帰した時に嫁さんから「これからはラグビーの練習や試合に送り出すときは吹雪の雪山に送り出す心境と同じだ」と言われました。人数の集まらない遠征を助っ人をかき集めてまでやるのがエンジョイラグビーなのか?一日に何試合もして救急車がグランドと病院を一日中行ったり来たりするようなカップ大会がエンジョイラグビーなのか?惑チームの歴史は古く、老舗チームでは戦後直後から60年以上の歴史があります。その間、世の中は大きく変化し、人の考え方や置かれている環境も変化してきています。当然ラグビーのルールだって、プレースタイルだって進化しています。惑ラグビーの楽しみ方だけがずっと同じでいいはずはないんじゃないでしょうか?ノスタルジーだけでは惑ラグビーのこれ以上の発展は見込めない気がするんです。このブログを読んだ惑ラグビーに関わっている方々が、今ここで立ち止まって真剣に惑ラグビーの在り方を考えてもらえたら嬉しいです。by清水

大けがが人生観を変える

 written by 清水 誉 投稿日時:2013/02/08(金) 22:26

こんばんは。芦屋楽惑主将清水です。今週は珍しく一週間まるごと神戸にいることもあり、最大の繁忙期であるにも関わらず結構飛ばしてます。一昨日水曜日は単身赴任に終止符を打って神戸に戻ってきたM場さんと六甲道の焼きそば割烹「Tetz」へ。O中さんの京芸の後輩で現在生駒クラブに所属するE口氏やK重工S田も途中から参戦して大変なことに。。。結局ワインを3本空けました。そしてやめればいいのに、芦屋でジャンカラへ。オヤジ3人で歌いまくって帰宅は深夜となるのでした。そして昨日は南の島に島流しになってるY口さんが神戸に来ているとのことで、有志がサードローへ集結。終電間際まで大いに盛り上がったのです。はい。さて、毎年毎年この日がやってくると、いま何とか無事に生きていることを再認識します。私事ですが2009年のこの日、2月8日Vs惑惑戦で骨盤骨折の大けがをしまして、今日で丸4年の歳月が流れました。寝たきり入院4週間、車椅子にて1週間、その後松葉づえで2か月。骨折場所がもしあと数センチずれていたら、今頃車椅子生活だったわけですが、だからこそ今日は今こうして自分の足で歩けている意味を考える一日なのです。勿論たまたま運がよかったという一言で片づけることも可能です。でも私は「もう一度チャンスをやるから、残りの人生、守りに入らず、やれること、やりたいことを、やれなくなるまで、アグレッシブに必死にやりなさい」という神様のメッセージだと勝手に解釈していたりするのです(なんてポジティブなんだろ!!!)。なので、世の中の誰かから必要とされれば、全く業界違いの仕事を引き受けたし、クラブのキャプテンもほとんど何も考えることなく引き受けたわけです。白パン40代というのは体力の衰えを感じながら家族や仕事の負担を感じる年代です。重い荷物を背負えるだけ背負う。なので本来なかなかアグレッシブに行動することが難しいわけです。でも、40代も後半に差し掛かったころから、「あー、俺の人生もあの辺までかあ。」と何となくゴールがイメージできたり、いつの間にか背負っていた荷物が少しずつ軽くなっていくことに若干の寂しさを感じたりするのです。いつも私は物事をやるかやらないか迷ったとき、「いまやらないと、じゃいつやるんだ?」と自問自答するのです。だいたい「今は無理だけど、条件が整えば」とか「子供がもう少し大きくなったら」とか、「定年退職したら」とか、あーだこーだ理由を付けてトライしない人間は仮に条件が整ったとしても結局やらないのです。そもそもそういう人間には条件は絶対整わないし、チャンスも二度と訪れないと思ってます。そして「あー、あの時やっておけばよかった」とあとになって後悔するのです。条件なんて整わなくたって、本能的あるいは直感的に「面白い」と思ったことを素直にやればいいわけです(犯罪以外は)。こんな風に思えたのは間違いなく4年前大けがをしたおかげだと感謝しています。そして今日も夜の街を本能と直感で徘徊するのでした。by清水

理不尽さを受け入れることはそんなに難しいのか?

 written by 清水 誉 投稿日時:2013/02/02(土) 13:45

こんにちは。芦屋楽惑主将清水です。私事ではありますが、昨日2/1@東京武蔵野市は吉祥寺にカファレルの8つ目の直営店となる「カファレルアトレ吉祥寺店」がオープンしました。吉祥寺という街は関西ではあまり馴染みがないかと思いますが、関東では”住みたい街No1"にも選ばれている住みやすい街です。チョコレート業界はいよいよ2月~3月とピークシーズンに突入します。ラグビーも必死にやらなくてはなりませんが、仕事もそこそこ頑張ってみようかなと思っています。さて、最近、大阪桜宮高校や女子柔道日本代表にみられる「体罰」とか「パワハラ」が巷話題となっています。まずは、自ら命を絶ってしまった高校生に対してご冥福をお祈りいたします。でも、今回はブログ炎上を覚悟で言論の自由を優先させてもらうのですが、そもそも「体罰」とか「パワハラ」と「指導」や「愛の鞭」っていうのは境界線が難しいんじゃないかと思うのです。簡単に言うと、感じ方、受け止め方しだいのように思うのです(ちなみにセクハラもそうかと。。。)。もちろん実際行き過ぎたものもあるとは思うのですが、スポーツで勝とうとすればするほど、技術とか体力のようなものではなくて究極の精神力勝負になるので、そういう戦いを制するためにはやっぱりある程度の理不尽さ体験が必要なんじゃないかなと私は思っています。あくまで私見です。はい。一昨日、東京で高校大学で一緒にラグビーをした連中と飲みにいったんですが、その中の一人にN村という男がいまして、もう少し若いときに母校の監督を6年も務めた根っからのラグビー好きです。彼は大学や社会人(Tガス)でも活躍した一流選手です。彼がこんなことを言ってました。「俺のやってきたことも現象だけとらえるならば全部体罰やパワハラだ」と。「でも、情熱が全くなければそもそもそんなことはできない」と。「情熱がない指導はただの惰性でしかない」と。理不尽さが理不尽さとしかとらえられないのは、もしかしたら時代の移り変わりなんでしょうか?社会に出るとわかるのですが、世の中理不尽なことばっかりじゃないですかね?逆に理不尽じゃないことってそんなにたくさんありますかね?社会は正論だけでは成り立ってないことをオーバー40のオヤジはよくわかっているのです。じゃないですか?それは日本だけではなくて世界中そうなっています。先日のアルジェリアで起きた事件だって究極の理不尽じゃないんでしょうか?そもそも平和ボケしている日本人評論家が企業戦士の安全だ、政府はなにしてるんだ、危険エリアへの企業進出はやめるべきだ、、、云々とのたまっていますが、はっきり言ってどうかしてますね。私の経験からすれば、そもそもああいうところに行くときは半分は覚悟して行っているはずです。私も20代の後半に、中国とカザフスタンの外国人立ち入り禁止の国境地帯とかで仕事していたころは半分は覚悟してやってました。だからっていって簡単に命を落としていいとは言ってませんが、理不尽さを運命ととらえれば気持ちは100万倍楽になるのです。私はいつもそう思うことにしてます。体罰問題は答えのない議論なんだと思いますが、私自身は何事も熱い情熱をもって取り組むことにブレーキを踏む必要はないと思っています。ところでいま日本選手権一回戦、筑波VsコカコーラをTV観戦したところです。結果は大敗でしたが、筑波っていいチームだなと改めて感じた今期の最終戦でした。一人のラグビーファンとして、最高の賛辞を贈りたいと思います。最後にAKBメンバーの恋愛禁止っていうのは理不尽じゃないんですかね?思春期の恋愛感情という人間の生理的な部分を押さえつけるという意味においては究極のパワハラじゃないかと思ったりするのは私だけでしょうか。。。すみみません。今回は熱く語りすぎました。反省。by清水

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