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楕円球の青春 2011/11/3

秩父宮の芝の匂い

 written by 清水 誉 投稿日時:2011/11/03(木) 18:43

こんにちは。芦屋楽惑主将清水です。先週末、この数年やられっぱなしだったびわこ惑惑さんに快勝して気分↑↑↑です。体験入部即先発のCTB新田があそこまで突破して前にでてくれると試合運びも楽です。黒豆カップでの空振りを反省したSO大野のキックも冴えたし、FWも前に前に積極的によく出て、PR平野さんやLO藤本さんのトライはいいトライでした。実は前週の黒豆カップの惨敗について、あれこれ考えてました。チームに何か大切なものが足りない気がしたんで。トライをとれるところでとりきれない。逆にとられちゃいけない場面でとられる。決定的な瞬間にイージーなミスがでる。同じパターンやサインプレーに何度もやられるなどなど。結局のところ、ピンチチャンスの嗅覚とかプレーへのこだわりや厳しさが足りないんだなと思ったのです。そういうものというのは、正直、口では教えられないのです。軍事訓練だけで戦争が戦えないのと同じです。なので、CTB新田のような現役時代第一線で活躍していたプレーヤーに頭を下げてなんとかチームに加入してもらい一緒にプレーすることで何かを感じ取り、吸収してほしかったのです。勿論ジェントルマンさんの助っ人の面々もしかりです。びわこ惑惑戦に出場して一緒にプレーしたみなさんは彼らのプレーにどんなことを感じましたか?さて、今日11/3(祝)、東京青山の秩父宮ラグビー場へ久しぶりに行ってきました。関東大学対抗戦慶応Vs明治、早稲田Vs帝京のビッグゲームがあったためです。ここに来て大きく息を吸い込むと芝の匂いを懐かしく感じ取ることができます。毎日無意味に熱かった青春のころの匂いです。はい。それにしても本日の20万人の来場者のほとんどがオヤジ。女子大生を必死に探す探す。でもいない。そうこうしているうちに、グランドレベルでは各校チアによるパフォーマンス。かぶりつくように見るオヤジの群れ。日本のラグビーは今後どうなるんでしょうか?不安です。第一試合は筑波、帝京に連敗してあとがなくなった慶応と無敗で突き進む明治の一戦。双方負けられない一戦は、前半から慎重な試合運びで全然おもしろくない。前半終了間際までPGによる得点のみ。トイレ混まないうちに早めに行こうかなと席を立ったとき、前半最後のワンプレーで慶応が鮮やかなBK攻撃からトラーイ!!!。10対6慶応リードで折り返す。しかし後半は防戦一方で2トライを奪われて、最終スコア10対18での母校慶応の敗戦となってしまいました。わざわざ激務の合間を縫って応援に駆け付けたのに無念です。第二試合は筑波に完敗した早稲田と無敵の強さを見せる帝京の一戦。早稲田の筑波戦の完敗ぶりを見る限り帝京の圧勝かもしれないと思っていましたが、そこはさすが早稲田です。短期間でかなり修正してきていましたし、何よりも帝京というチームをよく研究していました。プランもよく考えてきていました。帝京の大型FW相手にセットプレー、ブレークダウンとも互角以上の戦いをしていました。開始早々にトライを献上しましたが、その後は終始僅差のロースコアという早稲田ペース。前半8-5早稲田リード。場内のオールド早稲田ファンのテンションはハーフタイムにすでにピークに。ビールやワンカップ大関が売れまくり、トイレは長蛇の列に。が、後半早々に帝京がトライゴールで逆転し、その後はうだうだ時間が流れて結局そのまま帝京12対8早稲田でノーサイド。惜敗とはなりましたが、プラン通りによくやった早稲田の健闘を讃えたいです。オヤジたちの戦いが終わり、私も群衆に交じって家路につくのですが、ふと見るとカンタベリーショップの出店が。のぞいてみると、ジャージ契約している慶応のグッズが販売されていました。折角来たので、せめてロイヤリティ収入で後輩たちの役にたとうとプルオーバーを衝動買いしてしまいました。後悔。最後になりましたが、前回のブログで書いた俳句がすばらしいというお褒めの言葉を一部の方から頂戴しました。が、お気づきの方もいらっしゃるはずですが、あれは私の句ではないです。あの句を簡単に読めるのならチョコレート屋さんなんかしてないですよ。因みにあの句は第32代内閣総理大臣広田弘毅氏(1978-1948)が外交官時代にオランダに左遷されたときに読んだ句です。by清水

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