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楕円球の青春 2011/11

芦楽ラグビーとはなにか?

 written by 清水 誉 投稿日時:2011/11/28(月) 21:01

こんばんは。芦屋楽惑主将清水です。昨日は天気にも恵まれ延期となっていたファミリーBBQ大会が盛大に開催されました。私が入部してから初めてとんでもないことが何も起きなかったわけで、何かちょっと物足りない気がするのは私だけでしょうか?さて、昨日は期待の新入部員や地元の名門クラブチームに所属するプレーヤーも練習に参加してくれて、大阪府政市政同様に新しい風が吹き込んで何かが変わっていく予感がしました。モールプレーやラックプレーにしても、捕球の仕方やパスのタイミングにしても、BKラインの攻撃の仕方にしても教える人が違うと基本的にラグビーのスタイルが変わります。どっちが正しいとか間違っているとかそういうことではなくて、あくまでラグビーへの考え方やスタイルの話です。たとえば、昨日のモールプレーのようにボールに対して無駄なく真っ直ぐ押し込むのか?敵の力点をずらして前進するのか?というのははっきり言ってどっちもありです。〇か×かじゃなくて考え方の違いだけなのかと思うのです。なので、いろいろな人が言うことを丸ごと鵜呑みにせずに自分たちなりに消化して、「その考え方って違うんじゃない」っていうぐらいの議論があってもいいのかなと思ったりします。さまざまな選択肢から何を吸収して実際に採用するのかはチームスタイル、そして相手との力量比較しだいじゃないかと思うのです。もしかしたらもっと細かく個々のケースバイケースなのかもしれません。いま我々芦楽は発展途上のチームでもあるので、まずはいろいろな方々のラグビーの教えに耳を傾けてみるのがいいかなと考えています。私は大学を卒業して社会人になったとき、BK攻撃の考え方で「なるほどそういう考え方もあるのね?」と感心したことがあります。私の母校K大学では当時流れるBKラインというものを全く認めておらず(まあ善悪でいうと100%悪ですね)、縦への突進あるのみでしたが、社会人で同僚となった某W大学の連中は「それはそうなんだけど」と前置きしたうえで、「でも流れようが何しようがスピードで抜けちゃってトライになっちゃえば関係ないよね。」みたいなことを言うわけです。確かにその通り。つまり個々のプレーとかスタイルっていうのは考え方しだいなんだなとその時はじめて気が付いたわけです。ビジネスの世界でも同じ。歳を重ねるとなかなか常識とか、いままで経験してきたこととか、教えられたこと以外のことを受け付けなくなってくるのですが、実は「えーーっ!あいつアホじゃないか?ありえないよね!」みたいな物事の中に真理があったりするのではないでしょうか?今の芦屋楽惑にはいろいろな可能性があるし、潜在能力もまだまだあると思います。いろいろな協力者の指導を受けて、その中から自分たちが一番しっくりくるラグビースタイルやコアコンピタンスを確立していけばいいのではないでしょうか?最近学生のラグビーとかを見ているとどのチームも個性がなくなっていて均一化してきているように思います。一昔前のように馬鹿みたいにFWにこだわるチームとか、BKの連続攻撃に懸けるチームとか、良し悪し関係なくアップアンドアンダーばっかりやるチームとか、そういう何か個性というか、スタイルというか、こだわりというものってあっていいんじゃないかと思うんです。「今日のラグビー芦楽らしかったよね」とか「あそこのこだわりって芦屋のラグビーだよね」みたいな言われ方したいですねえ。そのあたりに清水組のゴールイメージがうっすらと見えるような気がしています。それにしても昨日の杉村のハカ、迫力ありましたねえ。来年兵庫惑の公式戦でやったらかっこいいだろーなあ。by清水

各リーグ大学ラグビー2011

 written by 清水 誉 投稿日時:2011/11/26(土) 21:13

こんばんは。芦屋楽惑主将清水です。先週の金沢遠征で痛めた右太ももの肉離れが結構重症でして、今週月曜日は這うようにして東京に行き、水曜日くらいまではとてもじゃないけど今年はもうラグビーは無理!と思いました。が、木曜日に六甲山中でゴルフなどをしてみると意外にいけたりして、患部を温めてアドレナリンがばんばん出たりすると週末の練習ももしかしたらできるんじゃないかと無謀にも思ったりするのです。はい。さて、各大学リーグも終盤戦。残っているビッグカードといえば関東対抗戦は帝京Vs筑波、早稲田Vs明治、関東リーグ戦では東海Vs流通経済、関西では天理Vs関学くらいとなりました。すべてのゲームを観戦しているわけではないのですが、関東では帝京がチーム力的に一歩抜けている感じがしましたし、関西では天理が一歩どころか他校との間に圧倒的な実力差があるように見受けられました。逆に残念だったのは慶応、法政、同志社の伝統校です。大学選手権での奮起を期待したいです。ところで、今朝ようやく23日に東京秩父宮で行われた早慶戦をV観戦しました。毎年この日を楽しみにしているのですが、なぜが必ず間近になると予定が入ましてり昨年に引き続き生で観ることができずV観戦となりました。結論から言いますと母校慶応義塾大学は24対54というダブルスコア以上の大差で敗戦となりました。昨年、気迫のタックルで10年ぶりに早稲田を倒した劇的なゲームを見せてもらっているので、今年は本当に残念な試合でした。へたくそで弱いチームがおしゃれなラグビーをするとこういう結果になるわけです。試合の翌日、ビジネスでもお付き合いがあるM地所に勤務する後輩で現在大学でFWコーチをしているF田くんから「不細工な試合を見せてしまって申し訳ない」とのメールが入っていたので、大学選手権では是非足元に突き刺さる泥臭い慶応のラグビーを期待したいと返しておきました。それにしても、早稲田というチームは毎年毎年よく優秀な選手を獲得すると感心します。早慶戦に出場していたSO小倉くん(桐蔭学園)、CTB布巻くん(東福岡)の1年生2人ははっきり言って天才かもしれません。それからその他のチームで目についた選手ですが、なんといっても筑波の1年生WTB竹中くん(桐蔭学園)ですね。彼、実は慶応も勧誘したそうですが、本人が医学部志望ということで、筑波にいったそうです(裏話)。筑波の医学部だけでもすごいのにラグビーやって1年で1本目ってどーよって感じですね。すごいです。それから天理ですが、このままいけば大学選手権でのベスト4も現実的だと思います。SO立川くん(というよりハーフ団がうまい)、両外国人CTBは大学ではぴか一ですね。少なくても関西では無敵です。不安材料としては、接戦というものが全く未経験という点じゃないでしょうか?それと関西リーグでは他を寄せ付けなかったFWがセットや接点で互角あるいは負けたときに自慢のBKをどう機能させるか?くらいでしょうか。ノックダウン方式の大学選手権ですから、接戦になったときにどう勝ちきるかということだけ気になりますが、順当にいけば正月に国立に姿を見せてくれる実力は十分あると感じました。大学ラグビーはますます熱く、楽しみな季節に向かいますが、我々芦屋楽惑は明日恒例のBBQ大会が実施されます。くれぐれも芦屋の品格を壊滅させることなく、流血者、泥酔者、酩酊者、公然わいせつ者などを排出しないことを主将として切に願っています。えっ?お前にだけは言われたくない?その通りです。先にあやまっておきます。すんません。by清水

雨の北陸道

 written by 清水 誉 投稿日時:2011/11/21(月) 21:57

こんばんは。芦屋楽惑主将清水です。一昨日は神戸でビッグウェーブさんの20周年パーティ。昨日は金沢遠征。そしていま東京のホテルでブログでも書こうかなと。。。昨日打撲した太ももは痛いし、おかげさまで人生とても忙しいです。さて、昨日はあいにくの荒れた天候になってしまいましたが、元気に石川県小松市まで遠征に行ってきました。片道4時間、往復で8時間あまりをかけて、試合時間はわずか赤黄15分x2本=30分&白紺20分x2本=40分。「こいつらアホか?」と思うのでしょうけど、我々にとっては往復の旅路も含めて楽しい遠征となりました。聞くところによると芦屋楽惑だけでもなさそうですが、毎回毎回遠征となるとめっきり参加者が減りまして、昨日の場合は地元神戸でマラソン大会もあったことから、ジェントルマンさんからの応援を入れてもまだ白紺14人しか集まらないという状況でした。最後の1人はなんと1週間前に入部したばかりの未経験者新人山田。行きのバスの中でルールを教えるという強行出場でした。以前にも主張しましたが、敵チームから選手を借りてまで遠征などしたくないし、わざわざ遠征までいくからには単独チームとして戦うのが相手チームへの礼儀だと私は考えているので、アメフト経験はあるとはいえラグビーをやったことがない山田が遠征参加を快諾してくれて本当に嬉しかったです。白紺15人ちょうどの遠征メンバーでしたが、戦績は1勝1敗。窮地といえば窮地だったので結果にはある程度満足しています。ただ第二試合、Vs富惑さんとの試合はいろんな意味で考えさせられる面白いゲームだったと感じています。まず5-21というスコアでしたが、決して力負けというわけではなかったかなと思います。強烈な風下ということもあって出場選手のテンションが上がらずゲームの入り方が悪ったことで、試合開始から立て続けに失点して差が開いてしまいました。ただ、これまでのチームならこのまま30点、40点と大差がついていたと思うのですが、ここから粘り終盤は終始芦楽ペースだったことはチームが確実に力をつけていることを感じました。風下やけが人が出た劣勢の中でのメンタリティの保ち方も改めて考えさせられましたし、ラグビーはほんの些細なことで流れが変わるしチームに勢いがつく、そんなことも感じました。一方で一番残念だったのは、このゲーム唯一のトライを生んだのがジェントルマンさんの助っ人メンバーによるつなぎだったことです。確かに起点となったのはCTB上田の突進だったり、こぼれ球に素早く反応してセービングしたのは私だったりしましたが、そのボールをトライチャンスと感じ取り縦に縦に繋いでここ一番で走っていたのは、FL木村さん、WTB近藤さん、そしてトライしたPR上島さんと全員がジェントルマンさんのメンバーだったわけです。芦屋惑惑にまだまだ足りない何かを感じた瞬間でもありました。やることいっぱいあるなと。はい。さて、いよいよ冬の到来を感じさせる今朝の寒さですが、芦屋楽惑の今年の活動も来週の練習&順延されていたファミリーBBQ大会、再来週の参丁目さんとの交流戦、そしてその次の週の練習&忘年会を残すのみとなりました。BBQでは今年こそ泥酔者や流血者を出さぬよう芦屋らしい品格を死守したいと主将として切に願うものです。最後に一句。「しほらしき名や小松吹く萩すすき」(芭蕉)。金惑さん、富惑さん、本当にお世話になりました!by清水

晩秋の芦屋浜で

 written by 清水 誉 投稿日時:2011/11/13(日) 21:49

こんばんは。芦屋楽惑主将清水です。今年は秋になっても暖かい日が多く関西の紅葉も遅れるとか。寒くなると3年前に骨盤骨折したときの後遺症で足腰が疼く私にとっては、今年のやや遅めの冬の到来はありがたい限りです。今日は秋シーズンには珍しく芦屋総合グランドを使用することができまして、ホームにジェントルマンさんを迎えての交流戦でした。ジェントルマンさんとは普段から親交が深く、メンバーが足りない時などは助っ人をお借りして同じチームのようにやらせていただいている間柄です。以前はジェントルマンさんとの間には圧倒的な力の差があり、試合をしても何となく手加減されているというか、余裕を持たれているというか、そんな感じでしたが、最近我々芦屋楽惑もそれなりにチーム力がついてきまして、あまり手を抜くとやられるぞというイメージを多少は与えているように感じます(気のせいかな。。。)。勿論個々人の力の差はまだまだ大きく、スキルやテクニックにしても、走力や持久力にしても学ぶべき部分が多いと思います。、また何よりもこうして一緒に試合をさせてもらって感じることは、ラグビーをよく知っていて、どうすれば勝てるのかを全員がわかっているという点において大きな差を感じます。今日のゲームも前半こそFWが踏ん張って互角の戦いをしましたが、後半はゴール前ラインアウトからモールを押し込まれるという同じパターンで2トライを許して完敗となりました。今日のゲームは一見面白みのないゲームのように見えるのですが、結構いろいろと勉強させられ、やはりまだまだチームとしてもジェントルマンさんのほうが一枚も二枚も上手だなと思う一戦でした。後半ラインアウトで有利と判断して徹底的にゴール前のラインアウトにこだわってきました。こちらは獲得率が低いラインアウトはなるべく避けてスクラムを起点としたかったのですが、そうさせてもらえずに相手ペースとなってしまいました。ただ、今日ジェントルマンさんがとってきた一点突破的戦法というのはある意味常套手段です。ラグビーの鉄則は自分たちの強いところで戦い、相手の弱いところを責めるということだからです。ジェントルマンさんが特別なことを仕掛けてきたということではないです。逆にそういう戦術をとってきたということは、我々を対等なレベルとして意識していたということかもしれません。そういう意味ではちょっぴり自信も持っていいんじゃないでしょうか?練習でやってないことは試合でできないということでいえば、ゴール前でモールを組まれたときどう切り抜けるか?あるいはそもそも組ませないためにはどうしたらいいのか?そういう練習もしていかないといけないですね。課題は尽きません。それよりも新チームで徹底してやってきた密集サイドのディフェンスやコーリング、コミュニケーションという部分がまだまだ甘いということのほうが問題です。そっちのほうを反省しないといけません。はい。巷ではラグビーシーズン真っ盛りですが、我々のチームは今年残すところあと3試合となりました。反省や後悔ばかりが頭をかすめる私ではありますが、いい気分で年末年始が迎えられるようにいままで通り全力で熱く走りぬけたいと思います。By清水

秩父宮の芝の匂い

 written by 清水 誉 投稿日時:2011/11/03(木) 18:43

こんにちは。芦屋楽惑主将清水です。先週末、この数年やられっぱなしだったびわこ惑惑さんに快勝して気分↑↑↑です。体験入部即先発のCTB新田があそこまで突破して前にでてくれると試合運びも楽です。黒豆カップでの空振りを反省したSO大野のキックも冴えたし、FWも前に前に積極的によく出て、PR平野さんやLO藤本さんのトライはいいトライでした。実は前週の黒豆カップの惨敗について、あれこれ考えてました。チームに何か大切なものが足りない気がしたんで。トライをとれるところでとりきれない。逆にとられちゃいけない場面でとられる。決定的な瞬間にイージーなミスがでる。同じパターンやサインプレーに何度もやられるなどなど。結局のところ、ピンチチャンスの嗅覚とかプレーへのこだわりや厳しさが足りないんだなと思ったのです。そういうものというのは、正直、口では教えられないのです。軍事訓練だけで戦争が戦えないのと同じです。なので、CTB新田のような現役時代第一線で活躍していたプレーヤーに頭を下げてなんとかチームに加入してもらい一緒にプレーすることで何かを感じ取り、吸収してほしかったのです。勿論ジェントルマンさんの助っ人の面々もしかりです。びわこ惑惑戦に出場して一緒にプレーしたみなさんは彼らのプレーにどんなことを感じましたか?さて、今日11/3(祝)、東京青山の秩父宮ラグビー場へ久しぶりに行ってきました。関東大学対抗戦慶応Vs明治、早稲田Vs帝京のビッグゲームがあったためです。ここに来て大きく息を吸い込むと芝の匂いを懐かしく感じ取ることができます。毎日無意味に熱かった青春のころの匂いです。はい。それにしても本日の20万人の来場者のほとんどがオヤジ。女子大生を必死に探す探す。でもいない。そうこうしているうちに、グランドレベルでは各校チアによるパフォーマンス。かぶりつくように見るオヤジの群れ。日本のラグビーは今後どうなるんでしょうか?不安です。第一試合は筑波、帝京に連敗してあとがなくなった慶応と無敗で突き進む明治の一戦。双方負けられない一戦は、前半から慎重な試合運びで全然おもしろくない。前半終了間際までPGによる得点のみ。トイレ混まないうちに早めに行こうかなと席を立ったとき、前半最後のワンプレーで慶応が鮮やかなBK攻撃からトラーイ!!!。10対6慶応リードで折り返す。しかし後半は防戦一方で2トライを奪われて、最終スコア10対18での母校慶応の敗戦となってしまいました。わざわざ激務の合間を縫って応援に駆け付けたのに無念です。第二試合は筑波に完敗した早稲田と無敵の強さを見せる帝京の一戦。早稲田の筑波戦の完敗ぶりを見る限り帝京の圧勝かもしれないと思っていましたが、そこはさすが早稲田です。短期間でかなり修正してきていましたし、何よりも帝京というチームをよく研究していました。プランもよく考えてきていました。帝京の大型FW相手にセットプレー、ブレークダウンとも互角以上の戦いをしていました。開始早々にトライを献上しましたが、その後は終始僅差のロースコアという早稲田ペース。前半8-5早稲田リード。場内のオールド早稲田ファンのテンションはハーフタイムにすでにピークに。ビールやワンカップ大関が売れまくり、トイレは長蛇の列に。が、後半早々に帝京がトライゴールで逆転し、その後はうだうだ時間が流れて結局そのまま帝京12対8早稲田でノーサイド。惜敗とはなりましたが、プラン通りによくやった早稲田の健闘を讃えたいです。オヤジたちの戦いが終わり、私も群衆に交じって家路につくのですが、ふと見るとカンタベリーショップの出店が。のぞいてみると、ジャージ契約している慶応のグッズが販売されていました。折角来たので、せめてロイヤリティ収入で後輩たちの役にたとうとプルオーバーを衝動買いしてしまいました。後悔。最後になりましたが、前回のブログで書いた俳句がすばらしいというお褒めの言葉を一部の方から頂戴しました。が、お気づきの方もいらっしゃるはずですが、あれは私の句ではないです。あの句を簡単に読めるのならチョコレート屋さんなんかしてないですよ。因みにあの句は第32代内閣総理大臣広田弘毅氏(1978-1948)が外交官時代にオランダに左遷されたときに読んだ句です。by清水

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