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楕円球の青春 2014/5/6

勝負所でどう戦うか

 written by 清水 誉 投稿日時:2014/05/06(火) 11:55

こんにちは。芦屋楽惑HP係清水です。今年のGWもあっという間に今日が最終日になりました。ちょっぴりひんやりした昨日とはうって変わり、今日は朝から爽やかな陽気になっています。やや旧聞ですし、OB、関係者以外は全然興味もないと思いますが、4/26(土)東京青山の秩父宮ラグビー場では関西学院大学創立125周年記念試合、関西学院Vs慶応義塾の一戦が行われました。この日私はたまたま東京にいたので、4月からまさかの転勤で東京に飛ばされたフランカーS村、去年6月に膝を骨折していまだリハビリ療養中のロックM山、そして毎週関西に帰ってきて会社にアピールするもなかなか地元にもどれないフルバックO田という関学ファミリーと一緒に観戦してきました。春の定期戦なので、まだまだそれほど死にもの狂いというわけではなく、ゆえに両チームともけっこう点数が入ってちょっと大味にはなりましたが、双方持ち味がでていていい試合だったと思いました。最終スコアは54対33で慶応が勝利し、125周年記念マッチを勝利で飾りたかった関学関係者にはちょっぴり残念だったと思います。ただ、チームとしての完成度からみたら関学のほうが上だったんじゃないかと思います。今年の関学の4年生は関学高校が花園でベスト4まで勝ち進んだ代でまとまりを感じました。では、なんで20点以上の大差がついたのか?一言でいうと、慶応のほうが試合運びが一枚上手だったということです。関学よりも慶応のほうが勝負所をわかっていたということです。前半35分まで19対7とリードしていた関学。このまま前半を終われば勝利へ大きく近づいていたと思うのですが、35分から40分までのわずか5分間に2トライ(いずれもゴール成功)を献上して前半を逆に19対21とビハイドしてしまいました。あっという間の出来事でした。そして後半開始直後に慶応がトライを2つ連続してあげて勝負はだいたいついちゃいました。何が言いたいのかというと、ラグビーは前半の最後の5分と後半の入り、そして後半20分過ぎが最も大事だということです。勿論試合経過にもよりますので、あくまで一般論ですが、つまりここが勝負所だということです。勝負所を制した慶応に勝利の女神が微笑んだということです。翻り、先週日曜日に行われた兵庫惑大会初戦Vsクラブ連合戦ですが、最終スコア32対24と際どい試合にはなりましたが、勝負どころを制したおかげで勝利できたゲームだったかと思っています。試合の流れ自体はそれほど褒められたわけでもなく、KOからトライを3本連続してとって一方的な試合になりそうだったのに、前半で2本返されてシーソーゲームになりかけたのはゲームメイクそのものに課題が残ります(主将がFWの選手なので、BKに誰かゲームメーカーが必要だと感じました)。ただ、ゲームの主導権をとり続けることができたのは、前半の最後にスコアして突き放したこと、後半最初に得点したこと、つまり先ほど言った前半の最後と後半の入りを制したことにつきます。意図的ではなく、たまたまそうなったのかもしれませんが、そういうことです。惑ラグビーは試合時間が短いので、いかに攻める時間を増やすか、主導権を渡さないかということも勝利への大切な要素です。細かいミスやスキルは別にして、ゲームメイクをしっかりしたチームが優勝に近づくと思います。by清水

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