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楕円球の青春 2012/2

メンタルの前にあるフィジカルの強さ

 written by 清水 誉 投稿日時:2012/02/26(日) 21:17

こんばんは。芦屋楽惑主将清水です。前回のブログがいろいろ関係者に波紋を広げちゃったようでして、炎上とまではいかないまでもアクセス数が過去最高の500超となりまして、改めてネット社会の怖さを感じた次第です。はい。いろんな批判や罵声、まあ都合よく解釈してご意見を頂戴しまして、表現の行き過ぎ、文章の暴力みたいな部分については、確かにこちらにも非がありましたので、その部分については潔くかつ紳士的に対応させて頂きました。ただ、思っていること感じたことそのものには何ら非を感じていないので、これからもそういう価値観や信念でやっていきたいと思っています。さて、今日はホームの芦屋総合グランドでもうかれこれ3回目になる芦屋ラグビーパークが開催されました。この行事は何かというと、我らが芦屋ラグビーソサエティが誇る芦屋クラブさんが我々のようなラグビーがあんまり上手ではないチームとかプレーヤーにいろいろとラグビーのスキルや楽しさを教えてくれるというイベントです(趣旨あってるかな?)。毎回毎回テーマがありまして、2時間あまりの練習時間はあっという間に終わります。具体的なスキルや考え方もさることながら、いろいろ練習メニューのヒントにもなりまして、いつも見よう見まねで活動している弱小クラブとしましては本当に有意義なイベントです。それにしても芦屋クラブさんのプレーヤーのスピードというか、身体のキレですか、一緒にやっていると全然レベルが違いますね。そう感じます。毎回言われ続けていて実践でも少しだけ成果もでてきているコミュニケーションにしても、今日やっていた反応とか、それからaliveプレーにしても、勿論チームや個々人の意識が大切なんですが、それ以前に基礎体力というか、フィットネス、つまりそういう意識を形として遂行できるだけのフィジカル面のプラットフォームが個々人に存在することがまずは前提だと思うのです。そもそもそういうベースとなる部分が決定的に欠如していたとしたら、プレーの意識とか、ましてや精神論を振りかざしてみても全く意味をなさないわけです。ゲーム中、タックルして倒れて起き上がるフィットネスがないのに、意識付けだけで起き上がれないですよね(たぶん)。さらに精神論というのは、肉体的な部分がほぼ拮抗しているケースにはじめて勝敗をわけるファクターになりうるのであって、そもそもフィジカルで圧倒的に負けちゃっていたら、そんなものは勝敗そのものには全く関係ないわけです。今日の練習で芦屋クラブさんの若いプレーヤーさんと身体をぶつけてみて(あるいはメンバーがコンタクトしている姿を目の当たりにして)、そんなことを考えていました。芦屋クラブさんのそれほど体重の重そうに見えない若手プレーヤーが1人で台をしてくれていて、楽惑は外見的にはどうみてもでかいプレーヤーが3人束になっても当たり負け、押し負けしている姿を見るにつけ、まずは個々人の最低限の土台を作らないといけないんだろうなと感じました。当たり負けしないというだけでなく怪我予防のためにも最低限の身体作りは必要ですし、惑の試合なら最低でも前後半20分、全部で40分間は余力を残して走りまくれるフィットネスを備えたいものです。まだまだできますよ。サボってるだけです。最後に今日はせっかくの機会だったのに、主将である私が大幅に遅刻参加となりまして、芦屋クラブさんには大変失礼なことをしました。この場をお借りしてお詫び申し上げます。私事ですが、来る3/8(木)11:00カファレルなんばパークス店オープン致します。全国4店舗目で大阪初出店です。またなんかのついでにでも立ち寄って頂ければ幸いです。by清水

ラグビーで大切にしたいもの

 written by 清水 誉 投稿日時:2012/02/20(月) 22:30

こんばんは。芦屋楽惑主将清水です。先週土曜日、ほんとうに久しぶりに横浜日吉にある慶應義塾大学体育会蹴球部のグランドに行ってきました。私は大学でプレーはしなかったのですが、プレーしないならということで付属中学校である慶応普通部からお声掛け頂きまして、4年間学生コーチを引き受けてやっていました。4年間で3度東日本大会の決勝戦まで進出し1度だけ優勝させてもらったのですが、その唯一決勝戦まで進出できなかった出来の悪い代の選手とどういうわけかその後縁が続きまして、彼らとはいまだに深く親交しています。因みに彼らは中学での悔しい思いを胸に高校では見事花園に出場しています。そして、その代で主将だったAくんがいま母校慶応普通部ラグビー部で監督を務めています。今回は当時一緒に学生コーチをしていたI原という人物がいまして、いまは故郷の島根県出雲市に戻り地元でひらたCATVというケーブルテレビ会社を立ち上げて活躍しているのですが、彼が東京に出張に行くから一緒にグランドに行ってみようと誘われまして足を運んだしだいです。グランドや合宿所もさることながら、駅や商店街もすっかり変わってしまいましたが、なにか懐かしいにおいを感じることができました。実はその前日Aくんの同期で大学でもロックで活躍したI嵐くと飲みに行ったのですが、その時に彼にあることを言われました。それは、「清水さんは本当に怖かった。」と。「えっ?そうかな?」。「一番印象に残っていることは、ある快勝した試合中にトライのあとにトライした選手がボールをインゴールに置きっぱなしで戻ってきてキッカーがそれを拾いにいったことで、清水さんがめちゃくちゃ怒って試合後にグランドを何周も回された。」と。「そんなことあったかな?全然覚えてない。。。」。でも、叱られた本人が言うんだからきっとそういうことがあったんだと思います。私はラグビーに対してそれほどストイックというわけではないのですが、ラグビーをやるにあたってここだけは絶対に譲れないという一線がありまして、どうしても大切にしたいものを自分の中に持っています。それは一言でいうと、対戦相手への礼儀と尊敬の心です。残念ながら、昨日の一戦は、私的にそういう譲れない一線をやや超えてしまった対戦でした。昨日一緒に戦った芦屋のメンバーのみなさんには本当に申し訳なかったのですが、キックオフの前から全くやる気がありませんでした。その気持ちが試合中もずっと継続しただけでなく、相手チームのトライ後のパフォーマンスというか、その行為ひとつひとつがめちゃくちゃ下品で最低に見えまして非常に残念でした。更衣室やシャワーがないのは惑ラグビーの劣悪なプレー環境を考えれば致し方ないわけですが、ゴールポストがない?あげくの果てにはラインも引かない?ゴールポストをなんらかの理由で立てられないのは100歩譲って我慢しましょう。でもラインを引かないって対戦相手である我々に対して失礼じゃないんでしょうか?我々というよりもラグビーそのものをバカにしているように思えて著しく不愉快になったわけです。ラグビーという怪我のリスクが極めて高い競技をやる以上、ピッチにでるときはある程度覚悟をして出るわけです。この一戦で大怪我して二度とラグビーができなくなったとき、その場がせめてラインがきれいに引かれていて、できたらポールくらい立っているグランドであって欲しいじゃないですか。なので、どんなにレベルの低いラグビーであっても、ラグビーという競技をする以上、ホストチームあるいは主催者側は最低限の環境整備をして、礼儀を示して欲しいのです。私は普段むやみに怒っったりしない人間なんですが、今回だけは本当に怒ってます。ラグビーに対する思い、そして大切にしたいものはあくまで個人の価値観であり、私の価値観が世界標準だとは思わないし、それをほかの人に押し付けたりはしませんが、少なくても私が芦屋楽惑のキャプテンであるうちは、対戦する相手チームに対する最低限の礼儀と尊敬の気持ちを大切にしたいと思っています。因みに中学校のときトライして快勝したのに理不尽にも試合後にグランドを回されたI嵐くんは、「社会に出てみると理不尽なことがいっぱいある。人生の早い段階で世の中の理不尽さを経験できてよかった。」と。ん?「そしていまでは当時理不尽に思えたことが実はそうでないことに気付いた」と。I嵐くんは今年40歳です。よかったよかった。by清水

主将としてできること

 written by 清水 誉 投稿日時:2012/02/16(木) 22:51

こんばんは。芦屋楽惑主将清水です。またまた東京に来ています。チョコレート屋さんの新規出店物件を探し東京中を駆け巡ってます。寒いです。めっちゃ寒いです。へとへとになって今飲んでます。こんなに寒いと骨折した腰が痛くて死にそうです。さて、芦屋楽惑の主将を引き受けて半年くらい経った頃からいつも考えていることがあります。それは主将としてチームに何をもたらすことができるのか?チームに何を残せるのか?そういうことです。正直、答えがない問いだと思います。私なりに考えたことは、「チームの進化」です。赤黄の先輩方はじめチームのメンバーみんなが一番望んでいることは、芦屋楽惑が活気あるチームであり続けることなんじゃないかと思ったのです。いいチーム、強いチームを作り、面白いラグビーをすることで、それに共感する新しいメンバーが加わり、そしてまたいいラグビーができる。そういう正のスパイラル作りこそが惑チームに一番大切なことじゃないかと思うのです。幸い今年度は多くの新しいメンバーが入部してきてくれました。いったいなにがどうなったのか全然わかりませんが、昨年11月以降この3か月だけでも我チームに10人の白紺メンバーが加入しました。これは本当に驚異です。もはや芦屋はそんなに小さなクラブチームではなくなってきました。大きくなればいいっていうものではないかも知れませんが、メンバーが増えて活気あるいいチームになっていくことはチームを率いるものにとってはうれしいことです。大所帯になればなったで、マネジメント面で大変なことも多くなるのですが、いざゲームとなればピッチの上で主将ができることは実はそんなに多くはありません。あえて言うなら、主将として体を張り続けることじゃないかと思うのです。たとえどんな相手でも、どんな試合でも主将が怯んだら終わりです。常に体を張ることこそがチームの精神的支柱であり続けることを意味するのです。逆に言えば、チームのメンバーの存在があるからこそ体を張ることができるのです。責任感とかいう安っぽい言葉では表現できない不思議なメンタリティーです。でも主将としてできることって、たったそれだけです。ゲーム中は1/15でしかないわけですから、一人では所詮なんにもできないわけです。なので、ピッチに立った15人がそれぞれ最高のパフォーマンスをもってその役割を果たし、チームとして最上級のハーモニーを奏でるように、主将であるうちは体を張り続けたいと思っています。さてさて、こんなに寒いのに2月はラグビーシーズのピークです。今年度のフィナーレにふさわしい体を張った面白い試合がいっぱい観れたらいいなと思うしだいです。by清水

ラグビーをやれてる幸せ

 written by 清水 誉 投稿日時:2012/02/08(水) 19:50

こんばんは。芦屋楽惑主将清水です。巷はバレンタインシーズン真っ盛り。この時期にすべるともう立ち直れないチョコレート屋さんとしては、毎日緊張感漂っています。昨日は新田がわざわざ京都からご子息の誕生日ケーキを買いにカファレル北野本店まで来てくれました。ありがとうございます。さて、先週末は日本の惑ビッククラブの一つである東惑クラブさんと試合をさせてもらいました。白紺戦は前半こそ互角でしたが、終わってみれば0対19。ノートライでの完敗。東惑さんはベストメンバーではなかったと思いますが、ビッククラブとまずまずのゲームになったことを素直に喜ぶべきなのか?あるいは全然ダメ!と反省するべきか?微妙な試合内容と結果でした。勝てるチャンスはなかったわけではないですが、フィジカルでもスキルでも、そして当然メンタルや経験でも劣っており、そういう意味では全くもって勝てる要素は少なかったゲームだったと思います。東惑さんのゲームを見ていると非常にシンプル。早く前に出るディフェンス。全員がよく走る。当たり前のことなんですが、当たり前のことを当たり前にやることが結構難しいので、そういう意味では非常に素晴らしいチームだと思いました。芦屋はKOからなんとなくリズムが悪くて私のビッグノックオンも含めて小さなミスがいっぱいありました。全体通じて、ラインアウトはじめセットプレーが安定しないとゲームメイクが苦しいですね。セットプレーやコンビネーションはやはりある程度固定的なメンバーでやらないと難しいと思います。特にうちのような経験が少ないチームはその場で組んだようなメンバーでは厳しいです。なるべく練習にもみんな来てもらって、コンビネーション&コミュニケーションよくやっていきたいと切に願うものです。ところで、2009年2日9日私が骨盤骨折全治3か月の大けがをしてから今日でちょうど3年になりました。結局股関節の可動域は8割程度しか戻らず、いまだに後遺症が残って痛いのですが、こうしてまたラグビーができてしまっている現実に感謝したいと思います。この歳でラグビーしているだけでもびっくりされるのに、ましてや大けがして1年がかりでリハビリして懲りずに再開したとなると、もう誰が見ても人間国宝級のアホです。はい。でも大けがをして人生観が変わったようにも思います。こんなことを真剣に発言すると、また嫁さんに叱られるのですが、どんなに健康な人間でもいつかは死ぬし、注意していても怪我をすることもあれば、病気をすることもあるわけで、そういう意味ではオーバー40というのはいつ何が起こっても全然不思議じゃない。むしろ今日こうして生きていること自体がもはや奇跡。そう考えると好きなことをして楽しく生きたいな、悔いのない人生を送りたいなと思うわけです。嫁さんには復帰しただけでも信じられないのに、主将なんか引き受けて最前線でやるっていうのは気が狂っていると言われます。まったくその通りです。でも、ラグビーで大怪我しましたが、もう一度やりたくて一生懸命リハビリしてここまで回復したわけですから、それもまたラグビーのおかげと思っています。たぶんやめてたら今頃もっとよれよれなオヤジになっていたと思うからです。毎年やってくる今日この日は私にとっては一生忘れられない”大けが記念日”ですので、「今年もラグビーやれてるな」と一人で浸りたいと思います。by清水

勝利への執念

 written by 清水 誉 投稿日時:2012/02/02(木) 22:34

こんばんは。芦屋楽惑主将清水です。道中大雪の中今朝から東京に来てます。いまホテルでかなり酔っ払った状態でTV見てるんですが、フジ系列でやってる「最後から二番目の恋」って久しぶりに面白い連ドラだと思います。キョンキョンはいつまでもかわいいし、私の大好きな飯島直子とか内田有紀とかキャスティング最高です。はい。さて、大げさに言うと入部以来ずっと思ってまして、いまいきなり単刀直入に言うのもなんですが、芦屋楽惑に決定的に欠けているのは、つまり勝利への執念だと思うのです。ノーサイドの瞬間まで、このゲームをどうにかしようとする気持ちが決定的に欠如していると思うのです。そんなものあろうがなかろうが、勝つときは勝つし負けるときは負ける。大敗してもいいプレーもあるし、個人的に満足できる試合もある。その通りです。格好悪い勝利より格好いい負け方のほうがいいと思うこともあると思います。それは個人の価値観なので特に惑ラグビーはそれでいいとも思うのです。ただ私個人の芦屋楽惑主将としての美学でいえば、たとえ格好悪くても泥臭くても、多少姑息でも、ラグビーがスポーツである以上は最後まで勝ちを追求したいのです。なぜか?勝ちと負けではビールのうまさが全然違うと思うからです。ん?ではなく、スポーツの心が力への賛歌であるとすれば、勝利へのあくなき執念こそが闘う相手への最高級の礼儀だと思うからです。先週の試合は我々にとって今年の初戦。私的には、どうしても勝って一年をスタートしたかったわけです。昨年の初戦、舞洲でBWさんにコテンパンにやられました。みんなはすっかり忘れているかもしれませんが、私は一年間全然忘れていませんでした。なので、今年は絶対に勝利でスタートしたかったのです。ラグビーはチームスポーツですが、追い詰められた局面を打破するのは個人の突破力による場合も多いわけです。そこにあるのは何かというと、ただ純粋に勝利への執念なわけです。個々人がそしてその集合体であるチームが、この一戦を何としても勝とうとする気持ちがあるかないか、そういう思いが大切だと思うのです。先週のゲーム、残り1分で3点差。トライをとればひっくり返せる。エリアは自陣。この局面で必要なのは一発のロングゲイン。つまりビッグプレーです。15人のうちの何人がそう思っていたのか?そういう嗅覚的な部分も春の真剣勝負・兵庫惑大会の前にもう一度みんなで考えてみたいと思ったりします。たとえタレントだけ揃えても、兵庫惑大会を制するのはそんなに簡単じゃないと思いますし、戦略や戦術、スキルに加えてメンタルが大きな要素だと思ってます。最後に、バレンタインは是非カファレルでお願いします!と奥様に(尚、この時期VTDまでの期間、現場混乱回避のためお友達値引きの対応ができませんのでご了承願います)。by清水

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