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楕円球の青春 2011/10

芦屋楽惑が輝き続けるために

 written by 清水 誉 投稿日時:2011/10/28(金) 13:23

こんにちは。芦屋楽惑主将清水です。いま東京から新神戸に向かう新幹線に中です。なかなかブログを更新する時間もないので、こうした本来なら寝ている時間を使ってブログを書こうかなと思い立ったしだいです。昨日の昼なんですが、私が高校そして社会人でハーフ団を組んでいたSOのK藤という男と久しぶりに再会しました。赴任先のアメリカから2週間前に帰国したばかりです。彼は昔からなにかと一言多くて誤解されやすいタイプの人間なのですが、努力家で身体能力も高く、大学でも最上級生になって黄黒の10番に袖を通した名選手です。珍しくしょげていたので話を聞くと、彼はどうやらアメリカでちょっと失敗をやらかして(オンナではないらしい)、強制的に帰国させられたとのこと。まあサラリーマン組織に20年も30年もいると、いい時ばっかりじゃないし、一瞬にして出世街道から外れるような出来事だって当然起こりうるわけですが、今更私が慰めたところで迷惑だと思ったんで、馬鹿だチョンだとけちょんけちょんに罵倒してやりました。彼はそんな人生最大のピンチに直面しているなか、なんとアメリカでこのブログを読んでくれていたことがわかり、少しは力になれたかもしれないと勝手に解釈しちょっとほろっとしたりしました。同時に、結構メンバー以外でも読んでんだなと驚きでもあり、少しはまともなこと書かないといけないなと反省したりもしました。はい。さて、前段がえらい長くなってすみません。本題に入ります。芦屋楽惑はいまFWが危機的な状態にあります。毎試合毎試合4~5人しか揃いません。大小怪我による戦線離脱のほか、マラソン大会だったり、介護だったり、転勤だったり、仕事だったりと、さまざまなやむを得ない理由です。改めて日本の40代、50代のビジネスマンが背負っているものの大きさに感服するのです(私なぞは、家族から怒られ→叱られ→呆れられ→ついに見放されている状態ですが、こうして生活の中でラグビーを高いプライオリティにおけているわけですから、それはそれで嫁さんや子供たちに感謝しないといけないなと思うのです)。今春は「やっと俺たちも紅白戦ができるようになったかあ」などと感慨にふけっていたのも束の間、紅白戦どころか常時助っ人を頼まないと試合ができない状態です。兵庫惑大会の30人登録選手になんとか残ろうとして密かに内ゲバや金銭買収を目論んだりするメンバーがいたことも遠い昔のことのようです。我々惑チームというのは新入部員が毎年必ず同じ時期に定期的に入ってきてくれるわけではありませんし、怪我以外の事情による戦線離脱も頻繁に起こるので、ちょっと油断すると簡単にこのような状態になってしまいます。なので、チームが輝きを失わず、進化し続けるためには常に新しいメンバーのリクルート活動が欠かせません。先週末の黒豆カップの休憩時間を利用して、対戦した試合で目立ってた相手チームのプレーヤーにすり寄って地道に勧誘し(宗教団体とあまり変わりません)、今週だけで数人の選手に入部してもらえることになりました。カップ戦の新しい意義を自ら見出した感じです。はい。合宿のときにお話しましたが、今後白パンが一人も入部しない場合、5年後には白パンが5人になるという恐ろしいシュミレーション結果もあります。因みに私もあと3年で紺です。四捨五入して50歳になるメンバーには次の白世代へのバトンタッチを念頭においていただき、どんな細いつながりでもいいので、人脈をたぐりよせて、芦屋楽惑が簡単に輝きを失うことのないようにぜひリクルート活動に協力して頂きたいと切に願っています。最後になりましたが、K藤くんに一句。「風車 風が吹くまで 昼寝かな」。by清水

三田の黒豆カップで感じたこと

 written by 清水 誉 投稿日時:2011/10/23(日) 23:17

こんにちは。芦屋楽惑主将清水です。今年も例年通り、昨日今日の2日間、三田ゴールデンカップ通称黒豆カップが開催されました。年間何度か各地で開催されるこの類の大会のうち、我々が昔から参加している歴史のあるカップ戦です。誤解を恐れず本音を言わせてもらうと、2日間でたくさんの惑クラブチームと対戦するこの手のカップ戦は正直しんどい大会です。多くのオーバー40ラガーマンが集い、親交を深めることができるフェスティバルとして捉えると楽しいとも感じるのですが、1日3試合、4試合もやりますと、集中力注意力が散漫となって怪我をしやすいですし、疲労度もかなりあるというのがプレーヤーの実感するところじゃないでしょうか?今年は主催者である三田酔惑さんが本当にいろいろ考えてくれていて、2日目はトーナメント形式というかたちで楽しめました。残念ながら我々のチームはトーナメント戦はビリっけつ。2日間の勝敗は1勝3敗3引き分けと全くさえない戦績に終わりました。まあ、お祭りごとなんでとか、チームメンバーの参加人数が少なくて助っ人だらけの急造チームだったんでとか、エクスキューズはいくらでも考えられるんですが、惨敗したことには違いないのです。唯一の勝利が最近全然勝ててなかったビッグウェーブさんというのが皮肉なもんです。不思議なもんで、あの試合だけはなんか別のチームのようでした。めったにないようなしつこいディフェンスで守り切り、ワンチャンスでうっちゃりました。素晴らしかったです。はい。大会を通じて感じたことがあります。それは、改めて我々は下手だし、弱いということです。だから、こういうなんとなくお祭り気分な大会でも我々みたいなへたくそなチームはいつも通り必死にやらないと、このような散々な結果になるのです。最近いい練習ができているし、みんなスキルアップしてきて強くなったなあなどと勘違いしているメンバーも少なからずいると思うのですが、はっきり言って全然弱いです。参加した8チームで一番下手です。だから当然のようにビリっけつになったわけです。ラグビーは基本的に走らないと勝てないのに走っていないし(そこそこ走っているのは皆助っ人の人たちばかり)、コンタクトプレーでは確かに技術は大切なんですが、それ以前にやっぱりファーストヒットつまり最初のあたりで相手に当たり勝つことが大事なのに、そういうベーシックな部分で全然負けているわけです。ノックオンとか小さいミスが多くてトライをとるところでしっかり取り切れないとか、ルールを知らないと思えるような無駄な反則を繰り返したりと、全然話になりません。全くダメです。最近チーム内に漂う「オレたちって昔に比べて強くなったよね」みたいな変な勘違いを改めて、また一から出直したいと思いました。それと毎年思うんですが、一応惑チームの大会なので、せめて35歳以上とかのルールにしてもらえないかなと思ったりするのです。「そんなこと言ったら参加チームがますます少なくなるよーっ」という主催者の気持ちは十分わかるんですけど、正直いろいろんな意味で危険だと思うのです。さすがに高校生とか20歳代のバリバリのプレーヤーが混じってたりすると、どうかな?と思ったりします。みなさんは如何感じますか?最後になりましたが、今日の最終戦レッドリバーさんとのビリっけつ決定戦が荒れてしまいまして、自分たちが気分悪いだけではなくて、レフリーさん、主催者さん、他の参加チームの皆さまにも大変なご迷惑をかけてしまいました。主将としてチームをコントロールできず責任を感じています。この場をお借りしてお詫び致したく思います。by清水

私のキャプテン観

 written by 清水 誉 投稿日時:2011/10/14(金) 21:49

こんにちは。芦屋楽惑主将清水です。今週もよく飲みました。今週水曜日は秋の神戸労働者ツアー。キャッシュ&デリバリーの日式スタンディングバーで労働者代表土建屋徐さん、八百屋森下さん、エネルギーマフィア乾、K重工老け顔トリオ湯浅さん、澤田、菅野、それにガス屋澤村&His Wifeなどと親交を深めました。それにしても平日なのに集合時間は16:00。冗談かと思っていましたが、私とK重工の一部の真面目な労働者を除いて本当に集まったそうです。バカです。さて、今日はラグビー主将論。一般的に言うとラグビーの主将というのは、本当に重たい職業だと思います。ひとたびピッチにでれば監督やコーチから全権が委譲され、あらゆる局面で判断が要求されます。主将の判断ひとつで勝敗を左右することだって当然あります。だからチームに起きることの全責任を背負い、なによりも結果を出すことが最大のミッションなのです。勿論チームスポーツである以上、一人でできることは限られ、ピッチでプレーする15人以外にもいろんなバックヤードスタッフの助けが必要です。そういう沢山の人に協力してもらっているからこそ、最高のパフォーマンスで応えなければならないと思うわけです。私の主将像というのは、そういうプレッシャーに押しつぶされそうになりながら、苦しんで苦しんで、最後に結果を出す人物であり、仮にもし結果が伴わなくても、その結果を受け止めて下を向かないで前を見ることができる人物です。チームが評価されるのも主将しだいですが、批判を浴びたりするのもまた主将。ただ、私はいつも批判される側にいたいと思っています。お前の考え方違うんじゃないか?やりかたおかしいじゃないか?もっとこうしたほうがいいんじゃないか?とかとか。でもそういう意見を聞くたびにいろいろ考えたり悩んだりして、それはそれで生きている感じが実感できて楽しいと思いますんで、場合によってはストレスもたまったりしますが、無責任な評論家になるよりは百倍ましだと思っているのです。先ほど、意見が対立している松田マネジャーと電話でお話しをさせて頂き、まあ、いいたいこと思っていることをお互いぶつけあいまして。私としては、チームのために(というとカッコいいかな)、このあたりで波風立てたほうがいいかと思ったんで、あえて言いたい放題意見してみたんですが、今後は簡単に「辞めさせてくれっ」とか自暴自棄になったりせずに、明日からまた一生懸命主将業やっていこうかなと思っているしだいです。はい。by清水

せんとくんの故郷で思ったこと

 written by 清水 誉 投稿日時:2011/10/10(月) 19:27

こんにちは。芦屋楽惑主将清水です。秋の3連休、皆様は如何お過ごしでしょうか?我々芦屋楽惑は昨日、毎年恒例の天理オールドベアさんとの交流戦を戦いました。平城遷都1300年、そんな悠久の歴史を感じる古都をもつ奈良県。近鉄電車に2時間近くゆられてはるばる行ってきました。毎年天理さんとの交流戦の日は天候に恵まれまして、爽やかな秋晴れの下、最高のコンディションの芝グランドでゲームをやらせてもらってますが、今年も例年通りの快適な遠征となりました。戦績は赤黄戦引き分け、白紺戦は15対0で昨年に引き続いて勝たせて頂きました。天理さんに赤パンがかなり混成していたこともあって、みんなやや遠慮してたのでしょうか?相手のペースになんとなく合わせてしまったような全体的にまったりとした試合でした。誤解を恐れず正直な感想を述べさせてもらえば、天理さんは年々白パンが減ってしまっているように思い、これまでその巧みな天理ラグビーにいろいろ学ぶことが多かった我々としてはちょっと寂しい感じです(もしかしたら、3連休の真ん中だったんで、たまたま少なかっただけかもしれませんけど)。我々芦屋も数年前まではこんな感じ(つまり赤黄のほうがたくさんいて、白紺がちょっとだけ)のチームだったようですが、クラブの栄枯盛衰って怖いですねえ。改めて、継続的な新入部員のリクルーティングの必要性を感じました。はい。私個人としては昨日の試合はなんとなく後味の悪いというか、やった気がしないというか、そんな一戦でした。プレー中いろいろ頭んなかで考えすぎて、集中力がなかったですねえ。何を考えていたかといいますと、ルールについてです。我々惑チームでプレーするプレーヤーはみな30年以上前のラグビーが浸み込んでいるようで、毎年毎年進化する近代ラグビーのルールの改正に身体がついていっていない感じ常日頃からしているのです(もちろん自分も含めて)。例えば、ブレークダウンのところで、ロールアウェイとかリリースとか、ゲートオフサイドとか正確にとってたら、恐らく我々の惑ラグビーは殆ど全部反則なんじゃないかと思ったりします。レフリーも試合をコントロールするっていう意味からするとある程度容認して試合を流すことも必要なんだとは理解するのですが、どっちかのチームだけ(あるいは数人だけ)がルールに忠実にやっていたりすると(ルールに対する理解のレベルが違いすぎるケースも含めて)、著しく不利な状況が生まれたりしますねえ。私的には、レフリーには厳しいようでも今のルールに忠実にレフリングしてもらいたいと思うのです。ラグビーのルール改正というのはなんらかの理由で長い年月をかけて進化しているわけで、それは面白さの演出であったり、安全面の課題解決であったりするものだと思います。なので、そういう意味では、我々惑のゲームにおいて、たとえプレーヤーが30年前の現役時代のプレーが身体にしみついていて新しいルールに順応しにくいと批判が出たとしても、やっぱりある程度は現行ルールに忠実な笛のもとでゲームをすべきなんじゃないでしょうか?なので、タックルしたらいつもでもしがみついてないでとっとと離して起き上がって次のプレーをするとか、密集へ参加するときはちゃんとゲートを守るとか、そういうことです。レフリーのかたもそれを流しちゃうと、結局惑ラグビーのためにならないんじゃないかと思いますので、面倒でもちゃんと注意しながらゲームコントロールをお願いしたいものです。因みに昨日の我々の試合、ゲートオフサイドもノットロールアウェイも1回も反則ありませんでした。トップレベルのルールをよく理解したプレーヤー同士が試合をしても1試合このような反則は何度かあるのに、我々のラグビーで双方1回もそういう反則を犯していないなんてありえないですよね。。。偉そうなことを書きましたが、歴史ある天理の地でラグビーをさせてもらい、そんなことを考えたりしてました。さて、昨日のアフターマッチファンクションではお楽しみの柿の葉すしを頂き、そのあとはこれまた恒例の鶴橋途中下車の旅。昨日は徐さんと森下さんといったいわゆる黒社会の方々が不在だったこともあって、店のおばさんに昨年の分までボッたくられた感じで、昼も夜ももやもやしたまま家路についたのでした。by清水

日本にとってラグビーW杯NZ大会とはなんだったのか?

 written by 清水 誉 投稿日時:2011/10/05(水) 14:10

こんにちは。芦屋楽惑主将清水です。10月に入り秋も深まってきた感じがする今日この頃。私の飯の種であるチョコレートの売れ行きもだんだんよくなってきました。今日は朝からK重工FL澤田がチョコレートを買いたいと居留地店にやってきてくれました。ただ今日水曜日は定休日で、しかもやっていたとしても開店1時間半も前の9:30。こいつは嫌がらせか?まったくもって迷惑なやつだなどと思いながらも、10万円分買ってくれるということだったので、わざわざ店を澤田のためだけにオープンさせました。結局6000円のハロウィーン仕様のチョコレートを4000円に値切られたうえに、奥様用にと、きのこポット(定価税込3150円分)をタダで強奪されました。もう二度と来ないで欲しいです。はい。さて、いささか旧聞に値しますが、ラグビーW杯日本代表Vsカナダ戦を今朝早起きしてビデオ観戦しました。結果的には23対23の引き分け。4年前と同じ結果になりました。20年ぶりのW杯での勝利を狙ったトンガ戦、カナダ戦なんですが、いずれも勝ちきれませんでした。前回のカナダ戦は最後にゴールキックが決まって追いついた引き分けなので、なんとなく気分がよかったんですが、今回は追いつかれての引き分けになったので、なんとなくしょんぼりです。前半から終始リードし、残り10分で8点差。1トライ1ゴールでは追いつかない、ある意味セーフティリード。あとは焦るカナダを前に適当に時間を無駄遣いしながら勝ちきればよかったんですが、難しいもんですねえ。これがナショナルマッチなんですかねえ。いろいろな人がいろいろなことを言っていると思うし、日本を代表するトッププレーヤーの方が国旗を背負って必死にやったわけですから、素人が個々のプレーについてあーだこーだ批判や評価してもしかたないのですが、あえて言えば、小さなミスとか多かったですねえ。大会を通じて、ちょっと期待と気合が空回りしてしまった感じがしました。日本にとって(日本人にとってとか、日本代表にとってとか、どっちでもいいかな)今回の大会の意義というか意味はなんだったんでしょうか?4戦全敗という結果をどうレビューして未来に生かしたらいいんでしょうか?正直関係者は8年後の日本での大会に少しは弾みをつけたかったんだと思いますが、結果だけ見るとなんら成果も結果も収穫もなかったのかなあとさみしい気持ちになってしまいます。ちょっとでもラグビーに携わる人間として、やっぱり最近の男女サッカー人気、とりわけプレーヤーの世界での活躍とか、スキル的にも世界と距離が縮んできている感覚からすると、日本におけるラグビーという競技そのものにすごく危機感を感じます。毎週我々のホームグランドの芦屋浜のグランドにも多くの少年ラガーマンがラグビーを楽しんでいます。教えるほうも教えられるほうも本当に楽しそうです。2019年の日本大会に向けてラグビーのレベルが世界に通用するようになり、日本国民(とくに子供たち)に夢と勇気を与えるスポーツになってもらいたいとせつに願うものです。by清水

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