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楕円球の青春 2012/3

試練には必ず宝がある~清水組の1年

 written by 清水 誉 投稿日時:2012/03/26(月) 11:25

こんにちは。芦屋楽惑主将清水です。昨日は四国香川まで遠征し讃惑クラブさんとの交流戦を行いました。昨年4月に清水組がスタートしまして、あっという間に1年が経ち昨日の試合が最終戦となりました。すっきり勝利を飾り気分よく新年度を迎えるという美しいシナリオを描いていたのですが、なかなかラグビーの神様は私がかっこよく着地するのを許してくれないようです。本来最終戦は今期清水組としての集大成でもあるので、一年間必死に取り組んできたことがうまくパフォーマンスとして表現できたらよかったのですが、昨日の一戦はある意味一年で一番といっていいくらいひどい内容だったと思います。ここのところの週末の悪天候で実践から遠ざかっていたことや、遠征でメンバーが限定され慣れないポジションでプレーしてもらった選手もいたのですが、そういうことを差し引いても本当に無様な一戦でした。一年間やってきてきたことが無駄だった、あるいはポイントがずれていたのかな?と反省というか、悩んだりしているところです。いろいろ一年を振りかえると、ラグビーのレベルを上げるために形にはめすぎて、本来の芦屋楽惑の(というよる惑ラグビーそのものの)の自由奔放なラグビーができなかったのかなと思ったりします。ゲーム中みんなのつまんなそうな顔を見るにつけ、形を気にしすぎて、あれやっちゃだめ、これやったら叱られるとか考えてプレーが委縮しているようにも見えました。試合自体に手も足もでずに完敗したことよりもそっちのほうがこたえました。練習がギミックに偏りすぎて、本来ラグビーの基本中の基本である、走り勝つ、当たり勝つ、押し勝つ、闘争心を全面に出す、とかとか、そういうことが全くできていない感じがしました。さらに言えば、自分の対面に負けたら悔しいと思うとか、抜かれても最後まであきらめないで追いかけるとか、カバーディフェンスはコーナーフラッグに向かって戻るとか、そういう本来やって当たり前、持ってて当たり前の基本メンタルやプレーがないままに一年を過ごしてきたのかな、と思ったりするとちょっと寂しい気持ちになったりしました。私が感じるに惑ラグビーはある程度ノーガードの打ち合いになると思うのです。なので、トライの本数でいうと20分ハーフで3本とか4本を取るか取られるかで勝負が決まるように思うのです。だとしたら、昨日の試合もそうですが、2本くらい先行されても下を向いたりせずに、冷静に逆転のチャンスを探るべきなのです。「おい清水!愚痴ばっかり言ってないで、お前こそ前を向けよ!」と。「わかりました。その通りです。」はい。昨日のゲームで残念ながら年間の負け越しが決まってしまいましたが、年間を通じてみると、いい試合やいいプレーもたくさんあったと思います。だからそもそも下を向いたりする必要はないのかもしれません。季節はもうすぐ春。我々の白紺チームは惑唯一の公式大会である兵庫惑大会がもうすぐそこまで迫っています。前を見て前だけを見て戦っていきたいと思います。最後になりましたが、今期紫赤黄白紺パン含む全清水組を支えてくれた金子会長以下幹事会メンバー、湯浅、的場、大野、澤村副将の現場スタッフ、アドバイザーを引き受けてくれた芦屋クラブ多米さん、バックヤードでチーム運営に尽力してくれた松田マネジャー以下マネジメント&サポートスタッフ(特にみんながやりたくない雑用を嫌な顔一つしないで黙々とやってくれた中尾さん)、そしてメンバーのご家族、その他芦屋ラグビーソサエティ、芦屋クラブ、芦屋ラグビースクール、芦屋高校などなど関係者の皆々様に感謝して一年を締めくくりたいと思います。来期も芦屋楽惑ラグビークラブが益々いいチームになり発展していくことを切に願っています。ありがとうございました。by清水

部内マッチを前に

 written by 清水 誉 投稿日時:2012/03/17(土) 10:06

おはようございます。芦屋楽惑主将清水です。ブログはたいがい真夜中とかに書くことが多いのですが、今回は朝書いてます。一昨日から出張で香港に来ています。(明日の部内マッチのため今晩には帰国しますが、ちょっと早めに目覚めたのでブログでも書こうかと。はい。)いつもこの街に来ると、不思議なパワーをもらえるような気がします。思えばこの街とのお付き合いは長いです。社会人になって初めての駐在地がここから約200kmほど中国に入った広東省広州市。当時香港はまだ中国に返還されておらず英国領でした。1989年の天安門事件が尾を引く中国はまだまだ社会主義の色が濃く、当時の中国駐在員はここ香港に脱出するとホッとしたものです。1993年、私27歳の時、一人だけの駐在員事務所(兼自宅=ホテルの一室)でした。あれから20年の年月が経つのですが、いまも変わらないこのパワフルな街が私は大好きです。狭い街に所狭しと立ち並ぶアパートやビル。どこを見ていいのかわからにほどのネオン看板。歩けないほどの人の波。そしてぼやぼやしていると弾き飛ばされそうになるスピード感。競争についてこれない者は容赦なく退場となるまさに弱肉強食の街です。私も何度も痛い目に合っているのですが、でもやっぱり東洋と西洋の文化がぶつかり合うこのThe Asia的な雰囲気にいまも魅せられている一人です。さて、明日は久しぶりに部内マッチが予定されています。クラブ内で部内マッチができる惑クラブはそれほど多くないのではないでしょうか?我々芦屋楽惑もここ数年、白紺中心にメンバーが飛躍的に増えまして、このようにクラブ内でラグビーが楽しめるようになったことは嬉しい限りです。忘れてはいけないのは、メンバーだけ増えても試合はできないということです。我々が芦屋ラグビーソサエティの一員であることで、立派な天然芝の芦屋総合グランドを使わせてもらえることに感謝したいと思います。明日はもつ鍋を賭けての白紺マッチもありますし、私もC級レフリーの練習に笛を吹かせてもらいますので、楽しみな一日になりそうです。by清水

それぞれの3.11

 written by 清水 誉 投稿日時:2012/03/11(日) 20:58

こんばんは。芦屋楽惑主将清水です。いきなり私事ですが、お陰さまで3/8(木)、カファレルなんばパークス店が無事オープンしまして、連日入場制限しなくてはならないほどの盛況ぶりとなりました。事前の売りげ予測をはるかに上回る勢いとなり、今日も商品の欠品や資材の欠品が続出してしまい申し訳思います。改めてこのビジネスの難しさを痛感しております。さて、そんなビジネスでのばたばたを尻目に今日も午前中は芦屋楽惑の練習、午後はC級レフリーの講習会と一日中ラグビーに明けくれてしまったしだいです。はい。さて、今日3月11日は日本人にとって忘れられな日です。1年前に発生した東日本大震災。いろんな人の人生を変えたように思います。大切な人を亡くしたり、家が流されたりした人のことを考えると、人生が変わったなんてとても言えないのですが、私的には「私もそんな一人です」と思っています。昨年のちょうどいまごろ、いまやっているチョコレートビジネスをやろうかどうか?迷っていたわけなんですが、あんなことが、しかも私の出生地である気仙沼界隈でおきまして、それをきっかけに(それを言い訳に)やることに決めたわけです。まあ、簡単に言いますと、人生やったもん勝ちかなと思ったわけです。真面目に一生懸命生きていても、人間明日なにが起こるか全然わからないし、一瞬にして命を落とすことだってある。ならば、面白いことって、やったもん勝ちかなと思ったのです。もう3年も前の話になりますが、ラグビーで死にそこなったとき、病室で同じようなことを考えてました。いつ死ぬかわからない人生なら、たとえアホだと言われても好きなことができるうちはやろう、生きているうちに誰かの役に立ったり、社会に貢献したりするチャンスがあるなら、なんでもやろうと。だから、昨年、一寸の迷いもなく新しいビジネスの世界に飛び込みましたし、そんな状況で忙しくなることがわかっていながら芦屋楽惑の主将も引き受けましたし、こんどはC級レフリーの資格を取得してラグビー振興や地域貢献でもできたらと考えています。今日14:46、中央公園での講習会の最中、黙祷しながらそんなことを考えていました。by清水

ラグビーを通じて発するメッセージ

 written by 清水 誉 投稿日時:2012/03/04(日) 18:07

こんにちは。芦屋楽惑主将清水です。時々めっちゃ寒かったり、そうかと思うと結構暖かく感じたり、気が付けば3月に突入して少しずつ春が近づいてきているように思います。思えば昨年4月に清水組がスタートしまして、なんだかんだ、あーだこーだといろいろありましたが、あっという間に1年が過ぎようとしています。今日は前回落雷でノーゲームとなったSOSコーチャーズさんとのゲームが予定されていたのですが、今回も悪天候によってグランド使用許可がもらえず、無念の中止となってしまいました。どういう廻りあわせなのか、SOSコーチャーズさんとやるときは自然環境に恵まれません。。。そもそもラグビーは全天候性スポーツなので、本来であれば雨が降ろうと、雪が降ろうとなんでもかんでも決行してドロドロになってやるもんなんですが、そこはオーバー40。なにもこんな雨ン中でやらなくてもいいかと。いやいや、本当は今年の勝ち越しが際どいためゲームを流したくなかったんですが、確かに天然芝のグランドが我々のためにダメになってしまったらラグビーソサエティの他のチームだけでな、ほかの競技の方々にも申し訳がたたないので、中止の判断は致し方なかったと思います。試合のために遠方から来てくれた黒さん(FROM広島)や大田(FROM東京)には気の毒だったです。はい。さて、そそくさと帰宅しようとしたのですが、駐車場の出口にみんなが殺到しまして全然出れない。。。しかたがないので、のんびり車内のワンセグで東芝Vs帝京大学の試合を観てました。後半だいぶ大差がつきはじめたころから観たので、前半の帝京大学の健闘ぶりはまだ観れてないのですが、後半20分すぎからの東芝の容赦のない猛攻は圧巻でした。ノーサイド後の勝利インタビューで監督さんがおっしゃっていたのですが、「今日の試合はメッセージを発信するゲームにしたいと考えていた」と。私は最後の20分くらいしか観ていないのですが、東芝が発信したメッセージは十分すぎるほど帝京大学だけでなく試合を観戦したラグビーファンに強烈に伝わっていたと思います。接点での激しさ、アタックでもディフェンスでも前へ出る圧力。レベルの差こそあれ我々芦屋楽惑も学びたい部分です。私が一番メッセージ性を感じたのは、ブレークダウンのファイトです。最近大学生のゲーム、特に帝京大学のような圧倒的にでかいチームと戦う時、ブレークダウンのあきらめ早くないでしょうか?激しさ足りなくないですか?ここ数年ルールがだいぶ変わりまして、完全な相手ボールの接点はある程度捨てて、次のプレーに備えるという傾向がどのチームにも見られます。人数かけてファイトすれば次のディフェンスに人数が足りなくなるし、無理しすぎると反則になったりするし、これはこれで賢い戦術なのかなとは思います。ただ、今日の東芝さんは、「ブレークダウンの激しさとか簡単にあきらめちゃわない粘りやしつこさってやっぱりある程度は必要だよね」っていうことを教えてくれた気がします。芦屋楽惑はまだまだゲームを通じてチームカラーすら出せていないのですが、いずれ、せめて戦う相手に対してだけでもそういうメッセージ性をもった戦いがしたいなと思ったりしました。これからもチャレンジが続きます。by清水

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