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楕円球の青春 2012/11

秋シーズンの快進撃を語る

 written by 清水 誉 投稿日時:2012/11/29(木) 21:49

こんばんは。芦屋楽惑主将清水です。いま新横浜プリンスホテル最上階「TOP OF YOKOHAMA」です。一日中走り回ってへとへとに疲れた心と体を癒しています。実はさっきまでカファレルのクリエーターであり生駒クラブCTB江口氏(京都芸術大ラグビー部OBつまりO中画伯の後輩)と飲んでまして、氏が最終便で京都に帰ってしまったため、まだまだ飲み足りない私はひとり寂しくホテルのラウンジで飲んでいるわけです。最近ビジネスがなかなかうまくいかないせいか、なんとなく酒の量が増えているのが気になります(おまえの場合は、ビジネス云々じゃなくて、そもそも飲みすぎだと。おっしゃる通りです。はい。)。さて、今年のラグビーシーズンも各方面で佳境に入り、シーズンの深まりを感じます。わが芦屋楽惑も先週末の三重四日市遠征をもって今年の最終戦となりました。実は7月、目標としていた兵庫惑リーグのタイトルを逃してしまった春シーズンを終えて、ビッグウェイブのK村主将と飲みに行ました。いろいろな話を聞かせてもらい、このままではいつまでたってもBWさんには勝てないなと感じたのです。なぜなら、簡単に言うとディフェンディングチャンピオンであるBWさんのほうが我々よりも練習をしているからです。なので、夏合宿以降、BWさんよりも1mでも多く走り、一歩でも多く押して前進し、1回でも多く筋トレをしようと思ったわけです。ラグビーではしばしば「俺のほうが絶対に多くやっている=だから負けるはずがない」という自信(時々ただの思い込み)が勝負を決めることがあるのです。結果(かどうかはわかりませんが)、この秋シーズン、黒豆のようなカップ戦を除き、いわゆるチームとして戦う交流戦は6勝1敗(惑チーム相手では負けなしの6連勝)の快進撃となったのです。惑チームの試合をみていますと、だいたいあんまり強くないチームほど安っぽいギミックに頼ろうとする傾向があるわけです。強いチームほどシンプルに走り、当たり、押し、そしてタックルするのです。たとえば、ここ数年学生ラグビー界で無敵を誇るの帝京大学のラグビーは実にシンプルです。そもそも小手先のサインプレーとかほとんどなく、FWもBKも一対一のフィジカルで圧倒的優位にたつことで敵を凌駕しているのです。先日の関東大学対抗戦の優勝を決める全勝対決となった帝京Vs明治。明治がもう少しやるかなと思ってましたが、完敗でしたね。この試合は単純なフィジカルの強さが勝敗をわけたように感じました。象徴的だったのはSOの差です。明治のSO染山くんもとってもいい選手なんですが、この日は帝京のSO中村くんの出来がよすぎました。残念ながらそういうことです。この秋シーズン芦屋楽惑も夏からの厳しい練習の成果がでて、よく走り、よく当たり、よくタックルし、そしてその結果、試合中多少ビハインドしても負ける気が全然しないというチーム状態にまでなりました。再三言うように、ラグビーはメンタルなスポーツなんで、この根拠のない自信こそが快進撃の原動力なのです。はい。さあ、ブログを書きながら一人寂しく飲むジントニックも5杯目となり酔いも回ってきたので、このへんでやめようと思います。最後に、今日夕方東京駅の店にいたら、なんとK真田大先輩が隣の店で家族へのお土産を物色しているではありませんか!無理やりカファレルの焼き菓子を買ってもいらいました。「なんで東京に来て神戸の食べ物買わなくちゃいけないんだよ。」とかぶつぶつ文句いいながら新幹線に向かう先輩を見送りながら、「K真田さんってほんとにいい先輩だ」と改めて思うのでした。by清水

副将大野とAgain@阪神御影

 written by 清水 誉 投稿日時:2012/11/22(木) 22:53

こんばんは。芦屋楽惑主将清水です。昨夜はCTB乾と六甲道のヤキソバ屋さん⇒芦屋スナックグランブルーと梯子し帰宅は午前2時。今日は一日中気持ち悪かったのですが、夜は懲りずに副将SO大野と阪神住吉ことぶきへ。すいているはずの店が何故か満席。えっ?予定が狂いましたが、気を取り直して歩いて阪神御影に繰り出しまして駅前のスペインバルへ。ワインを2本あけて、さらにやめればいいのに立ち飲み屋へ。最悪です。はい。毎年毎年全く反省や進歩がないのです。月並みですが、ほんとに歳を取ると1年が経つのが早く感じます。芦屋楽惑の今年の活動も残すところあとわずか、今週末は三重遠征、そして忘年会まで2回の練習を残すのみとなりました。振り返れば今年は気持ちのこもったいい試合が何試合かありました。兵庫惑大会でのVs宝塚戦、最後のワンプレーで逆転したVs天理戦、そして完勝した秋のVsビッグウェイブ定期戦。どれも心に残るナイスゲームだったと思っています。38歳で芦屋に入部した大野、そして42歳で入部した清水とも大けがや家庭崩壊の危機をなんとか乗り越えて今日があることに感謝し、そして芦屋楽惑がのんびりしたラグビーをしていて、結果あんまり強くなかった時代をちょっぴり懐かしく思ったりする夜なのです。そんな私たちも来年、再来年と紺パンになっていくのです。一生懸命駆け抜けてきた白パン40代も終盤にさしかかり、次の世代へのバトンタッチを考えていかなくてはいけないタイミングとなりました。強い芦屋楽惑を作り、黄金時代を築く。そして芦屋楽惑らしさというかチームアイデンティティを次の世代に伝えたい。いま、大野も私もそんなことをぼんやり考えたりするのです。元トップリーガーから素人まで。そして裏の顔(ではなく表の顔)は土建屋さん、不動産屋さん、銀行員、ハウスメーカー、保険屋さん、絵描き業(本人はデザイナーだと思っている)、ヤキソバ屋さん、コンサル虚業、新聞屋さんにテレビ局、チョコレート屋さんにジェラート屋さん、潜水艦メーカーに農機メーカー、害虫駆除会社、環境系電気会社、八百屋さん、居酒屋、呉服屋さん、印刷屋さんに広告代理店。。。いろんなタレントがそろっていることがこのチームのある種のアイデンティティなのかなと思い、そしてそんなチームが私は大好きなのです。さて、明日は一年のなかでたぶん最も楽しみな日です。昼から兵庫県の高校ラグビー決勝を観戦し、そして引き続き伝統の慶早ラグビーを観るわけです。まさにラグビー三昧の一日です。そして、なんで早慶明同の監督は必ずOBなのに、帝京や東海、関学や天理は違う大学出身の監督が指揮を執るの?それでほんとにチーム哲学は次の世代に継承できるの?みたいなラグビーフィロソフィ論を展開するなど、まあ一般ピープル的にはほとんどどうでもいいことを大野と熱く語り合いながら、今宵も更けていくのです。by清水

風はなんで向きが変わるのか?

 written by 清水 誉 投稿日時:2012/11/11(日) 10:37

こんにちは。芦屋楽惑主将清水です。ビッグウェイブさんとの定期戦に勝利してから一週間が経ちました。実に気分がよくてハイテンションな一週間でした。火曜日はFLのS田と@三ノ宮、そして木曜日はCTBのM場さんと@横浜中華街で勝利を喜び、ほどほどにすりゃいいのにたくさんのお酒を飲んでしましました。さらに予定では今日芦屋楽惑恒例のファミリーBBQでみんなで盛り上がりたかったのですが、たぶん神様が私の健康を気遣い「今週はこのくらいでやめときなさい」ということで雨天中止にしてくれたようです。私事ですが、先週11/9(金)に6番目のカファレル直営店舗となる「カファレルテラスモール湘南店」を神奈川県藤沢市のJR東海道線辻堂駅前にオープンさせて頂きました。川崎でのすべりを反省して、慎重に慎重を重ねてスタート。とはいっても、イタリアンジェラート+チョコレートという新業態に挑戦しているんで、一度滑ると次ももしかしたらすべるんじゃないとか不安になるんですが、2連敗は許されないので、慎重な中でも積極的に仕掛けてみました。結果、初日、2日目とまずまずのスタートとなり、ちょっぴりホッとしています。来週11/15(木)には立て続けに7番目の店舗「カファレル有楽町イトシア店」がオープン予定。ほんとはそのまま東京に張り付きたかったのですが、練習とBBQをするために昨夜戻ってきました。まあ、結局練習もBBQも中止になりましたが、おかげでゆっくり休養がとれそうで、それはそれでよかったのかもしれません。今日の中止は事前に決まっていたので、朝ゆっくり寝てればいいのですが、何故か早朝からたまっているトップリーグと学生さんのラグビーを早送りを交えて猛然と見ています(アホです)。一発目先週の早稲田Vs帝京。なんだか不思議な展開のゲームでした。風がいろんな方向から気まぐれに吹いて、最終的に帝京に味方した感じです。風というのは本当の風ではなくて、あくまでもゲームの流れのことです。後半20分までは完全に早稲田の流れ。後半20分PGがゴールポストに当たって、追っていたFL金選手の胸にすっぽり入ってトライ、ゴール決まって14点差になった時点で勝負あったように見えました。試合展開からみても早稲田に完全に勝ち運があるように見えたからです。早稲田伝統の試合運びのうまさから考えると、残り20分で14点差をひっくり返すのは難しいと思いました。ところが、どういうわけか、ここから全く違う方向から風が吹きました。早稲田に「勝った」っていう油断があったのかもしれませんし、あるいは大学選手権3連覇、直接対決でも最近分が悪い帝京相手に不安があったのかもしれません。私はどっちかというと後者にみえました。逆に帝京は落ち着いていて浮足立っていませんでした。これが自信なんですかね。ラグビーは心理戦。ちょっとした油断や不安な心がゲームの流れに微妙に影響します。帝京が浮足立たずに自信満々だったことが逆に早稲田に無言のプレッシャーをかけたともいえます。後半ラスト20分。早稲田にはミスが多くて、全く違うチーム、違うゲームを見ているようでした。結果その後ノーサイドまでの20分間で20点以上とられて敗れました。14点差つけても勝てるかどうか不安だった早稲田と14点差つけられても冷静に逆転を信じていた帝京のチーム力の差だったように思いました。よくよく考えると、人生(私生活やビジネスも含めて)でも似たようなことがあります。ちょっとの油断が大きな流れを変えてしまうとか、ほんの少しの不安な気持ちが判断を誤らせてしまうとか。私的には川崎でのすべりは自分の油断だったんじゃないかと思っています。普段は従業員にちょっとの隙も見せるなとか、物事がうまくいっている時が一番危ないとか、偉そうに言っているんですが、自分が一番先にその穴に落ちたような感じです。時には風に逆らっても仕方がないような局面もあるんで、その場合はうまく風を利用して楽しく生きていければいいのかもしれませんけど。はい。最後になるんですが、私の大学時代の同級生にI藤という男がいまして、学生時代は体育会空手部、大学卒業後はK島建設で活躍していました。質実剛健&硬派を地でいくような男でいまだ独身。そんな男が3週間前に突然自宅で倒れ、数日後会社の人間に発見されて病院に搬送されました。脳内出血で緊急手術、頑丈な肉体と精神力を持った男故、一命は取り留めましたが、危険な状態が続いています。たまたま金曜日に集中治療室から一般病棟に出てきたということだったので、仕事の合間に見舞いに行ってきました。体中に管とか線とかつながっていて意識は多少回復しているものの実に痛々しい姿でした。人間50年近くも生きてくると当然体にもガタがきて、いつなんどき大変なことがおこるかわからないなと改めて思わされたのです。時間は少しかかるのかもしれませんが、風が違う方向から吹いてきてI藤くんが社会復帰してくれることを心から祈るばかりです。by清水

勝負に勝つということ

 written by 清水 誉 投稿日時:2012/11/04(日) 17:28

こんばは。芦屋楽惑主将清水です。今日はビッグウェイブさんとの第一回定期戦があり、先ほどアフターファンクションも無事終えました。結果24対10というスコアで4年ぶりに芦屋楽惑の勝利となりました。とにかく素直に嬉しいです。はい。真剣勝負の設定ではありましたが、我々芦屋は全員参加としましたし、一方のBWさんはメンバー不足で、決してお互い本当のチーム力が出たとは言えません。でも、今日我々にとってはどんな形でさえ、勝つことに大きな意味があったと思っています。BWさんというチームは本当に強くていいチームで、全国に数ある惑チームの中でも間違いなくビッグクラブチームの一つだと思います。そういうチームに対して、我々のような小さなチームが近隣チームだからということだけで「ライバル」というのは、本来おこがましいわけです。ライバルというからには、そもそもどちらかだけが意識しているだけでなく、お互いがその存在を認め合ってこそ成立する関係なのです。だから、いつもいつもやるたびに万年負けているようではライバルとは言えないわけです。私の記憶が正しければ、前回BWさんに勝利したのは2008年12月。今回は4年ぶりの勝利でした。それでも、4年ぶりだろうが、10年ぶりだろうが、たまに勝つことが大事なわけです。たまにでも勝つからこそ「ちょっと油断したらやられるぞ。」「手ごわいぞ。」という印象を相手に植え付けられるわけです。もちろん、本来ライバルであれば、勝ったり負けたりしのぎを削れば一番いいのですが、それがかなわないくらいもし力の差があるのであれば、たまに勝てばいいわけです。たとえば大学ラグビーでいえば、慶応は早稲田や明治に対戦成績で大きく負け越しているのですが、5年に1回とか10年に1回とか勝つからこそ「ライバル」な関係をなんとか維持できているわけです。それから、もしライバル関係が成立する条件がもう一つあるとすれば、お互いのラグビー観というか、フィロソフィがしっかり存在しているかどうかが大事なことだと思うです。そういうラグビーの違いを相互に認めたうえで、「じゃ、どっちのラグビーが強いのよ?」っていうことを証明するのが、ガチンコの試合だと思います。今日はそういうことも意識して芦屋楽惑らしいゲームプランを考えたし、メンバー組みもしました。だから、今日の勝利は、我々芦屋楽惑にとっては1勝以上の価値があると思うのです。今日芦屋が勝利したことで、来春の兵庫惑大会での再戦はこれまで以上に激しいゲームになると思います。BWさんもメンバー揃えて挑んでくると思いますし、ゲームプランも考えてくるはずです。こちらも力をつけて迎え撃ちたいという強い気持ちでいます。ほんとにいまから楽しみです。それにしても、アフターマッチファンクションでのビールは格別でしたし、赤黄の先輩方がすごくよろこんでくれたのが逆に嬉しかったのです。やはり勝負事は勝ってこそ花だと再認識した一日でした。by清水

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