大きくする 標準 小さくする

楕円球の青春 2011/3

<<前へ

ALIVE状態の持続

 written by 清水 誉 投稿日時:2011/03/31(木) 20:22

こんばんは。今週末の広島への遠足、いや遠征が妙に楽しみな清水です(おやつはいくらまで持って行っていいんだろう?バナナはおやつに入るのかな?)。広島での惑染さんとのゲームは大野組としての今季最終戦となりますので、私としてはなんとか勝利で締めくくりたいなと思ったりするのです。この一年の集大成として、その技術的成果、チームの成長を遺憾なく発揮したいものです。さて、昨夜、先日のジェントルマン戦のVを観ました。前半は非常によかったんですが、後半は大差がついたゲームです。前半よかった理由は一にも二にも気持ちだけですね。しつこく、泥臭いラグビーをしてました。個人の力に頼るチームと言うのはしつこくされるのが一番いやなわけです。ミスがでてくるとみんなイライラしてくるわけですね。そして何が起こるかというと悪い意味での「俺が俺が」が始まるわけです。こうなるともう思うつぼなわけです。うまくいっているときの「おれおれ」は嵩にかかって攻めて全てがうまくいくんですが、イライラの先にある「おれおれ」は単なる個人プレーのオンパレードになって、だいたいの場合は自滅するわけです。前半このパターンが若干見られました。後半大差がついてしまったのは、序盤の一発のインターセプトだけですね。あれで気持ちが切れてしまったようです。前半から粘っていたFWが急に足が止まりました。BKのタックルも甘くなりました。それを立て直す力は残っていなかったということです。まあ完敗ですね。ゲームキャプテンとして深く反省。実はこのゲームで一つ気がついたことがあります。芦屋のほうが寝ている(倒れている)人間が多いということです。見てると、強いチームと言うのはなかなか地面に倒れないんですね。この歳になって地面に倒れると起き上がるのに一苦労します。ましてやボールが遥か彼方に行ってしまったような場合にはなおさら起き上がる気力も萎えちゃいます。ラックとは、プレーが継続している状態において、地上にあるボールの周囲で、敵と味方のそれぞれ1人以上が立ったまま身体を密着させて密集して囲んでいる状態であって、ボールの周辺に人が倒れている必要は全然ないわけです。倒れてしまっているプレーヤーと言うのは基本的に石ころと一緒なんで、倒れているプレーヤーが多ければ多いほど、プレー可能なプレーヤーが少なくなっておりチームとして人数的不利な状態となっているわけです。つまり言いたいことはシンプルで、簡単に倒れない。倒れたらなるべく早く起き上がる。それだけです。来年の課題のひとつにこのALIVE状態をいかに持続するかということに取り組んでいきたいと思っています。ALIVE状態の持続というのは、スキルと言うよりも意識の問題ですね。素人だろうが、未経験者だろうが、多少の体力と意識あれば対応可能だと思っています。さあ、日曜日の試合、私的には痛めている足首の状態は70%くらいな感じなんですが、なんとか勝って帰りのバスで旨い酒を飲みたいですね。頑張りましょう!by清水

強い芦楽をつくりたい

 written by 清水 誉 投稿日時:2011/03/29(火) 23:08

こんばんは。ここ暫くの間ブログ書くのさぼってしまっていました。すみません。最近だいぶ春らしくなってきまして、私的には腰の調子がそれなりにいい感じです。さて、昨夜は前主将徐さん、現主将大野、それからマリッジブルー澤村と私清水で、JR摂津本山南側居酒屋万にて来期構想についてディスカッションしました(つまりただの飲み会)。そこでさまざまな視点から「強い芦楽を作る」ための熱い激論が交わされたわけです。チームは近年白紺メンバーがそれなりに増えまして、30年の伝統あるクラブチームに相応しい大所帯になってきました。それにともなってチーム運営といいますかマネジメント面でもさまざまな問題がでてきていたりします。グランドの確保、ボールなどの道具の管理からはじまり、ゲーム実施、メンバー管理、対外的なお付き合い、地域や協会などへの微力ながらの貢献などなど。とてもじゃないですが、主将、副将、主務の3人だけとはいいませんが、幹事の数名で運営できる規模ではなくなってきていると思うのです。そこで来期はバックヤードを強化して、フロントラインで戦う体制をしっかり構築したいと考えているわけです。つまりフォローワーシップ型の組織、チーム作りに挑むのです。ご存知の通り、芦屋楽惑は素人もたくさんいる小さくてもユニークなラグビーチームというのがコンセプトになっています。一方ライバルチームを見ますと、強いチームというのはやはりかなりの大所帯になっていて、経験豊富な人材もたくさん在籍しているのではないかと思うのです(あくまで見ていての感覚なんですけど)。惑の強豪チームはどこも個人の経験とスキルによるところがどうしても大きく、素人集団が真っ向勝負を挑んでもなかなか相手にならない現実があると日ごろ感じています。我々のチームは練習量なんかはあまり他のチームに引けを取らないと思うのですが、経験とスキルのギャップを埋めるのは実際は言うほど簡単ではないのです。であるならば、これらの強豪チームと対等以上の闘いをする方法はただ一つ。組織力、チーム力を強化してまとまりと熱いハートで対抗する以外にはないのです。簡単に言うと個対組織の闘いを挑むのです。頭を使った組織的なIDラグビーで敵を撃破するんです。ラグビーはチームスポーツです。しかもピッチに立つ15人だけではなく、戦略的な交代も含めたチーム力の勝負をするスポーツです。。。「おい、清水、おまえ何が言いたいんだ?回りくどく言わないで早く結論を言えよ」。はいわかりました。結論、来期芦屋の進むべき方向は組織体制の強化、チーム力の強化です。誰が出場してもチーム力が落ちないチーム作りです。こういうことを試みているチームは少なくても惑のチームでは全国津々浦々探してもなかなかないと思います。そういう意味では、画期的で新しい挑戦であり明確なチームビジョンなのです。ということで、あえて具体的に行動指針を示すと、いままで以上に練習で、試合で、ピッチ上でのコミュニケーションを高め、そして飲み屋でガンガン酒を飲むということではないでしょうか。はい。それにしても今日のサッカーのチャリティーマッチで見せた日本代表遠藤選手のフリーキック、あれ見事でしたね。ここ一番の決定力と精度。すばらしいと思いました。by清水

チームの成長を感じた瞬間

 written by 清水 誉 投稿日時:2011/03/21(月) 20:09

こんばんは。ラグビーではないことが原因(SO鈴木泥酔介護運搬転落事件2011)で足首靭帯を損傷して昨日の試合を欠場した清水です。昨日は地元芦屋ホームグランドに四国から讃惑さん、友惑さんの連合チームを迎えて、30周年記念試合の最終戦を行いました。実は勝てばクラブ創設以来初めてという年間勝ち越しがかかった大切な試合でした。前半一年間の集大成のごとくFW、BKがアタック、ディフェンスとも非常に出来がよくて、17-0と大きくリードしました。SO鈴木のキックで確実にエリアをとって、ボールをよく確保。BKに展開してよし、FWがモールで攻めてよしと、今季一番のできじゃないかと思うほどでした。ところが、好事魔多し。後半メンバーが代わったことが影響したのか?一転して相手ペース。開始直後に敵陣深く攻めた以外は防戦一方。ノックオンなど細かいミスが多く、ミスがミスをよんで浮足立つ。相手に傾いた流れをなかなか変えられない。15分過ぎにはとうとう17-19とゲームをひっくり返されてしまいました。ピッチにいるメンバーには疲労と落胆の色が隠せない状況。これまでの芦惑ならこの展開は確実に負けゲーム。駄目押しのトライをとられて押し切られるパターンです。ところが終了間際にFB大田が相手のキックをキャッチしてそのまま個人技で強引にカウンターアタック。最後は本番に強いWTB白星が快足を飛ばして再逆転のトライ。最終スコア24-19。年間勝ち越しを決める価値あるトライ&勝利でした。FB大田の個人技一発によるところが大きいように見えますが、私はチームの成長の証のように見えました。このような負けパターンのゲームを際どくひっくり返すということがいままでに何回あったでしょうか?個人技だろうが、ラッキーバウンドだろうが、勝ちは勝ち。この大野組の一年間でチームに確実に地力がついてきたことの証拠だと感じちょっと感動しました。何度も言うように、誰が何と言おうと、私は勝つことにこそ価値があり、ラグビーの楽しさがあると思っています。だから一部の賛同者とともにそういう話をずっと言い続けてきたつもりです。昨日の試合、そういうマインドが少しでもチームに根付いてきた、そんな瞬間を感じました。ただ、当然のことながら課題も山ほどありました。BKは流れたラインを立て直せず、人数が余っているのに何度もトライチャンスを逃しました。FWも後半やっぱりばてて足が止まりました。持ち込んだモールからボールが出せずに敵ボールのスクラムになってしまったことも幾度となくありました。敵に流れが傾いたときの粘りも立て直しもなかったです。ゲーム中のコミュニケーションも依然として少なかったんじゃないでしょうか?それからBKは後半ラインの組み合わせがしっくりいかないでミスが目立ちました。ゲームの途中でもいいので、BKみんなで相談してSOに大野、CTBに中田、WTBに的場といったポジション変更が必要じゃなかったでしょうか?やや高度になるかもしれませんが、来期はゲーム途中での修正能力も備え付けていきたいと思います。最後に橋口さん、あまり焦らずにしっかりと病気を克服してまた一緒にラグビーしましょう!!by清水

がんばろう日本!

 written by 清水 誉 投稿日時:2011/03/20(日) 00:41

こんばんは。悪夢の東北関東大地震から一週間が経ち、徐々に被害の深刻さが明らかになってきています。いまだに続く余震。そして福島の原発事故の行方もまだまだ予断を許さない状況です。私の生まれ故郷の気仙沼ですが、私が子供のころ遊んだ海の綺麗な田舎町がすっかり町ごとなくなってしまったようで残念です。残念ながら清水家代々のお墓もご先祖様の骨と一緒に流されてしまったみたいです。。。そんな中で昨日ようやく現地と電話が通じるようになり、叔父叔母と従兄弟のなかでいうと今日までに1人の叔父を除き安否の確認を取ることができました。残念ながら1人だけ災害発生時の状況から考えてちょっと生存は難しいようです。今朝その行方不明の叔父さんの奥さんである叔母と電話で話したのですが、「もう駄目だと思うけど遺体があがらないのが残念だ」と言っていました。改めて津波というものの残酷さを感じます。一方でプロ野球やJリーグを始めとしたスポーツ界や芸能界などでも復興に向けた様々な支援活動がスタートしてます。そういう素早い活動をみるにつけ、日本人っていうのは本当に逞しく前向きで、素晴らしい国民だなと思ったりするのです。私なんか災害発生時からただおろおろするだけで、何をしていいのか全然わからず、とりあえず実家に電話したり、ネット操作が苦手な両親に代わってネット上で親戚の安否情報集めたりしていただけなんですが、今後少しづつ事態が落ち着いてきたら自分のルーツであるこの地域の復興のためにちょっとは力になりたいなと思っています。いまはせいぜい自分で微々たる金額を募金したり、このブログを通じてみんなに呼びかけたりすることしかできないんですが、もしよかったら復興支援のため各方面で行われている募金活動に可能な範囲で結構ですのでご協力頂ければ幸甚です。そして一日も早く、この被災地域だけでなく日本全体が従来のような平和や元気を取り戻し、40歳すぎのオヤジたちがなんの不自由や不安もなく好きなラグビーを楽しめるようになることを祈るばかりです。by清水

生涯ラグビーを楽しむということ

 written by 清水 誉 投稿日時:2011/03/17(木) 21:05

こんばんは。東北関東大地震に大津波。そして原発事故。人間の想像をはるかに超えたさまざまなリスクが一気に起こり、本当に”生”と”死”というものを考えさせられたこの一週間でした。さて、芦屋楽惑の「楽」の字は勿論楽をするという意味ではなくて、ラグビーを楽しむという意味です。日常の仕事とはまったく関係のない部分で、さまざまな思いやレベル、そして年齢の人が集まり、思い思いにラグビーを楽しむということはほんとに素晴らしいことだと日々思っているのです。ただ、ラグビーはチームスポーツの中でも高いコミュニケーション能力や高度な戦略、戦術を必要とする大人の組織スポーツなんです。そのラグビーというスポーツを「楽しむ」ということはどういうことなのか?を最近真剣に考えたりするのです。それぞれのレベルの人、年齢の人が、それぞれの思いのなかで、それぞれに楽しめばそれでいいんだよ。そんなこと真剣に考えないで気軽にやればいいんだよと。そういうことなんだと思います。ですが、私はラグビーの心はチームスピリットにこそ存在していると考えているので、やはりチームとしてどこに向かって意思統一して進んでいくのかとか、このチームは本質的にどうあるべきかとか、どういう拘りを持って戦うのかというようなベクトルをメンバー間で共有化する必要性があると思っています。そして、そのチームミッションを各自が全うした時に、仮に勝負に敗れたとしても心地よい充実感を感じ、また敗者の美学として観る者に感動を与えられるのではないかと思うのです。「ラグビーを楽しむ」ということは、決して個々人がそれぞれに勝手に楽しくプレーして、それぞれ勝手に充実感を得て酒を飲むことではなくて、チームとしてある拘りをもって目標に立ち向かい、そしてそのためにチームが考え、各自も考えそれぞれの任務を全うすることにあると信じます。芦屋楽惑というチームはお世辞にもスキルが高いチームでもないし爆発的に強いチームでもないのですが、そういう弱っちいチームがチーム力と組織力でうまいチーム、強いチームに立ち向かうことに私は限りない可能性と魅力を感じています。だから芦屋楽惑というチームとそこにいるメンバーが大好きで、生涯死ぬ瞬間まで芦屋楽惑でラグビーをやろうと決めているわけです。はい。鍵野さん、青木、焦らず、慌てず、諦めず、病気に打ち勝ってまた一緒にラグビーやりましょう。y清水
«前へ

<< 2011年3月  >>

Sun Mon Tue Wed Thu Fri Sat
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31    

ブログテーマ